三田に秋祭りの季節がやってきた。
10月1日の三田天満宮(天神)・加茂神社(加茂)から始まり、11月23日の駒宇佐八幡(上本庄)まで市内各地で秋祭りが行われる。
1日は三田市内最大級の秋祭り三田天満宮で「秋季例大祭」が開かれた。地区ごとにそろいの浴衣をまとった氏子が、氏子地区をだんじり、屋台、子供みこし、みこしの順に巡行。大歳神社(南が丘)で獅子神楽が奉納された。午後は三田天満宮への帰路を巡行。みこが舞を奉納した後、宮入りが始まった。乗り子がたたく太鼓に合わせ、境内を勇壮に練り回した。
巡行の見せ場は、大歳神社につながる坂道(同市赤坂、約200メートル)の駆け上がり。速度が必要な一番大きな西山地区のだんじりは、勢いにのった駆け上がりとなった。
市内の祭りには、独特の神事や神楽も多い。三田・神戸間よりも、東は引くだんじり、西は担ぐ屋台。三田は、だんじりと屋台の両方が祭りを盛り上げるユニークな場所という。
(わが町リポーター・熊見敏宏)
