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ときを見つめて 震災25年

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「気が付いたら25年」と話しながら、プレハブ仮設を眺める西薗くに子さん=神戸市須磨区飛松町5
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「気が付いたら25年」と話しながら、プレハブ仮設を眺める西薗くに子さん=神戸市須磨区飛松町5

「気が付いたら25年」と話しながら、プレハブ仮設を眺める西薗くに子さん=神戸市須磨区飛松町5

「気が付いたら25年」と話しながら、プレハブ仮設を眺める西薗くに子さん=神戸市須磨区飛松町5

 神戸市須磨区。板宿駅近くの閑静な住宅街に、まもなく築25年を迎える2階建てのプレハブ仮設がある。異彩を放つ建物には、老若男女を問わず人の出入りが絶えない。

 「ビューティサロン西薗」。店主の西薗くに子さん(74)が笑顔で客の髪をカットする。しかし建物の老朽化は進み、入り口の扉にはすきま、床板も所々はげるなど傷みが目立つ。

 もとの住居兼店舗は阪神・淡路大震災で全壊。5カ月後にこの仮設で再開した。「半年で近くに移るつもりでしたが、いい場所がなくて…」と、西薗さん。

 震災で長期休業せざるを得なかったため「もう常連さんのためにも休みたくない」との思いもある。地震発生の午前5時46分を指す店先の時計と同じく、再建計画は止まったままだ。

 それでも「震災を忘れず、お客さんのために働ける喜びを感じています」。愛着の深まった仮設で、今日もはさみを握る。(後藤亮平)

2020/1/9

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