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地域共生プロジェクト

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 「神戸のまちはイメージが良いと言われるが、何が良いのか尋ねても具体的な答えが返ってこない」

 今月5日、関西学院大学と神戸新聞社が結んだ連携協定の記念シンポジウム。地域の魅力や課題について意見を交わしたパネル討議で、神戸フィルムオフィス・田中まこ代表の言葉が印象的だった。魅力発信には、地域を出た若者や外国人など「外からの視点が必要」と話した。

 10月から、国史跡・竹田城跡(朝来市和田山町)周辺の観光について考える市の会議に協議メンバーとして参加している。先日、住民や関学大の教授、学生らと一緒に城下町の風情が残る町中を歩き、魅力と課題を地図上に記して整理した。

 驚くような観光スポットは少ないが、素朴な味わいがある。寺社が立ち並ぶかいわい、城下町らしいクランク状の道、築100年を超すような民家や木造建築が織りなす景観は心が安らぐ。町中は円山川から引き込んだ水路が通る。この水が雲海や特産の「岩津ねぎ」、米、日本酒を育むのか、と想像が膨らむ。

 同市は地域づくりや課題解決のアイデアを事業化するための講座「あさごラボ」を開催する。市内に移住した若者らが半年間で事業プランを練る。11月には東京からUターンし、島根県で地域活性化に取り組む「シマネプロモーション」社長の三浦大紀(ひろき)さん(35)を講師に招いた。

 三浦さんは「身の回りの『当たり前』に目を向け、生かし方を伝えよう」と訴えた。「地域の魅力や課題は言語化、可視化して初めて意味がある」とも。

 存在が近すぎて見えていない。だから伝わっていない。まずはその気づきを共有したい。

2015/12/20

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