連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

イロドリ

イロドリ

 色が織りなす印象的なシーンを求めて兵庫県内各地を訪ね、地域の魅力を再発見します。

 まるで鏡のよう。神戸三宮駅に止まった阪急電車。光沢のある車体には、乗客も、向かいのホームの車両も映り込む。

 雲一つない初夏の日本海。島影に遮られていた夕日が差し込むと、そびえる断崖絶壁が赤々と染まりだした。

 満月の夜。まばゆい街明かりの中に長大な光の帯が現れた。星空を流れる銀河。そんな空想に浸る。

 小さな三角旗を連ねたような天日干し風景が漁港の一角に広がる。鮮やかなオレンジ色が日差しを受け

 ひらひら、ふわり。花から花へ、軽やかに舞う姿は「南国の貴婦人」と呼ばれる。

 濃淡のピンクがまぶしく輝く。トレーに並ぶバラの花々。工場の中はパレットに広がる絵の具のようだ。

 小さな公園の一角に据えられた正方の御影石。その盤面に、図形が彫られている。

 夜明け前。氷点下2・8度。冷気が手足から指先の感覚を奪う。湖面からもうもうと立ち上る蒸気。

 積み上がった真ん丸の大粒。兵庫が誇る特産黒大豆「丹波黒」だ。光に照らされ、黒い真珠のように艶を放つ。

 秋の日はつるべ落とし。夕闇の中、約2キロ先にそびえる大天守がくっきりと浮かび上がる。うそのように美しい。

 ため息が漏れる。金箔(きんぱく)が施された顔はどこから眺めても光沢が美しい。

 緩やかな階段に沿って大小57基の鳥居が並ぶ。参拝者を異世界へいざなうトンネルのようだ。

 赤茶色の艶が引き締まった横顔を照らす。小さな手が弓を滑らせると、音が重なり合って響きだした。

滑車で木から木へ張られたワイヤを渡る女性=神戸市灘区六甲山町、六甲山カンツリーハウス(撮影・吉田敦史)

 山、滴る。初夏の万緑に雄たけびが響き渡る。「オーッ」「キャー」。人影が木立の間を一陣の風のように吹き抜けた。

夜明け前の明石海峡大橋=淡路市岩屋から

 空も海も街も闇に沈んでいる。夜明け前。午前5時すぎ。景色が少しずつ青みを帯び始める。

天気(7月9日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 70%

  • 30℃
  • ---℃
  • 40%

  • 28℃
  • ---℃
  • 80%

  • 28℃
  • ---℃
  • 80%

お知らせ