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長寿の作法
医療や福祉現場で活躍する人々が、健康寿命を延ばす工夫を紹介します。
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藤原美幸さん
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藤原美幸さん
地域主体のつどいの場づくりに関わる「生活支援・介護予防サポーター」のみなさん
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地域主体のつどいの場づくりに関わる「生活支援・介護予防サポーター」のみなさん

 高齢者が住み慣れた町でいつまでもいきいきと過ごせるよう、「介護予防」という観点からお手伝いしています。

 閉じこもりがちな生活を防ぐ取り組みの一つとして、気軽に集える地域主体のつどいの場づくりを進めています。つどいの場に参加すると、身体を動かす機会が増え、気持ちのリフレッシュになるなど健康な生活につながります。

 多くは週に2、3日、時間を決めて集まり、歌を歌ったり、手芸をしたりと、思い思いに活動しています。ここでは参加者が自ら指導役になることもあります。実はこの「役割」が大切。どんな小さなことでも、役割が与えられると、人は気持ちに張りが出てきます。

 ある80代の男性は、つどいの場に来る人のため、入り口のドアを開ける役を買って出ました。来訪者に声を掛け、「ありがとう」と礼を言われることで、回を重ねるごとに元気に、いきいきとされてきたのが印象的でした。

 具体的な役割でなくても、例えばつどいの場で仲良くなった人同士が「今日は○○さん、来ていないね。具合でも悪いのかな」と心配するだけでもいいのです。つどいの場でできたつながりが、「もしも」の際の早期発見を助けることもあります。

 中には「自分にはまだ必要ない」という声もありますが、元気な方は、つどいの場の担い手として参加することが健康長寿につながります。また、神戸市では活動に興味はあるけれど一歩が踏み出せないという高齢者を応援するため、「生活支援・介護予防サポーター養成研修」を行っています。昨年度に受講したサポーターの多くは団塊の世代。地域活動への参加が、サポーター自身の生きがいや介護予防につながっています。

 年齢や身体の状態によっても、介護予防の取り組み方はさまざまです。一度、ご自身に合った活動や役割を探してみませんか。(聞き手・片岡達美、協力・兵庫県予防医学協会)

【ふじわら・みゆき】1987年生まれ、保健師。2010年神戸市役所入庁。母子保健部門を経て14年から高齢福祉部介護保険課。

神戸市の高齢者人口

 神戸市内の65歳以上の高齢者は約40万人で人口の26%(2月1日現在)。うち1人暮らしが約8万4千人(24%)に上る。2025年には65歳以上が31%を占めると予想されている。

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