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長寿の作法
医療や福祉現場で活躍する人々が、健康寿命を延ばす工夫を紹介します。
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橋口保二さん 
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橋口保二さん 
前屈や背伸びなど、基本的な体の屈伸で、その人の柔軟性、ゆがみなどを確認する=芦屋市内
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前屈や背伸びなど、基本的な体の屈伸で、その人の柔軟性、ゆがみなどを確認する=芦屋市内

 「肩や膝、腰が痛い」「歩いていてよくつまずくようになった」「体力や気力がなくなった」-。年齢を重ねると、多かれ少なかれこんな悩みを持つものです。でも本当に年齢のせいだけでしょうか。

 これまで多くの人の凝りをほぐし、ゆがみを正してきました。その経験から「体の柔軟性」が不調の改善に大きく関与することに着目し、誰でも年齢に関係なく始められる「よーいどん体操」を考案しました。

 方法はいたって簡単。全て3ステップで行います。例えば前屈なら、①足は腰幅、足の外側のラインを平行にして立ち、手を太ももの付け根に当てる、②背中を丸めず上半身は平らなまま、自然な呼吸で、付け根に当てた手を挟むように前に倒す、③息を吐きながら挟んだ手を外し、手のひらを外側に向け、上体の力を抜く-です。一連の動きを「①位置について②よーい③どん」に当てはめて「よーいどん体操」と名付けたのです。

 開脚前屈、体側伸ばし、座って腰をひねるなど、さまざまな運動がスムーズに行えます。このとき、無理に伸ばそうとするのではなく、体幹を崩さないようにしながら、③で力を抜ききるよう意識してください。1日1分でいいですから継続が大切です。

 体が柔らかくなれば、力みが取れてよい姿勢を保てます。いすから立ち上がる、荷物を持ち上げる、体の向きを変えるなど、日常生活での動きも自然とスムーズになります。すると、関節への負担が減り、痛みの軽減にもつながります。また血流もよくなるため冷え性にも効果的。若さを保つことができるのです。一方、硬い体のまま運動するのはサイドブレーキを引いたまま車を走らせるようなもの。健康になるどころか、けがの元になりかねません。

 思い通りに体が動かせるようになると、自然と気持ちも晴れやかになります。心身ともに“やわらかく”年齢を重ねましょう。(まとめ・片岡達美)

【はしぐち・やすじ】1961年生まれ。芦屋市で「SAVER」を運営。体操の詳細は著書「硬い身体を1分でやわらかくする」(幻冬舎)に。

アスリートからトレーナーに

 橋口さんは実業団サッカーの選手として活躍後、ヴィッセル神戸の初代アスレチックトレーナーに。プロから一般の人まで約5万人の体をほぐしてきた経験から体操が生まれたという。

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