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子ども食堂を休止し、弁当を提供しているワンハート。メンバーは毎回50食以上を作る=加古川市平岡町二俣
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子ども食堂を休止し、弁当を提供しているワンハート。メンバーは毎回50食以上を作る=加古川市平岡町二俣

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、兵庫県東播地域の子ども食堂のほとんどが休止を余儀なくされている。子どもだけでなく、母子家庭をはじめ仕事と家庭で疲弊した保護者が、気軽に集える憩いの場にもなっており、関係者は「早く再開して、子どもや保護者を励ましたい」と準備を進めている。(斉藤正志)

 「活動したいが、感染リスクを考えると、集まって食事するのは難しい」。NPO法人「ワンハート」代表の藤田のりえさん(70)はそう話す。同法人は加古川市尾上町池田と同市平岡町二俣でいずれも月1回、子ども食堂を開いてきた。

 普段は、暗い顔でご飯を食べている子がいれば「どうしたの?」と話し掛け、「ごちそうさま」と初めて言えた子には、スタッフみんなで拍手を送っていた。仕事や育児で疲れた母親向けには、子どもに食事を提供した後に「ママカフェ」を開いて、おしゃべりを楽しんだこともある。

 だが、2カ所とも3月から休止し、その代わりとして、訪れる親子に弁当配布を始めた。藤田さんは「親子関係がうまくいっていない子がいれば、表情で分かる。弁当の配布だと、様子が分かりにくい。子どもと顔を合わせてしゃべって、変わったことがないか感じたい」と打ち明ける。

 加古川市によると、市内8カ所のうち7カ所が子ども食堂を開けず、休止や弁当配布など代わりの活動に。同市野口町北野の「つわなぎさんち」も、パスタの乾麺やレトルト食品などの配布に切り替えたという。

 同市加古川町篠原町の「子供食堂よっちゃん」は、4月から休止した。居酒屋を経営する宮永信江さん(75)が昨年7月から毎月2回、開店前の店舗を使って開始。子どもは親と一緒に訪れ、素朴な家庭料理を目を輝かせて食べていたという。

 宮永さんは「家庭の悩みを話す母親もいて、コミュニケーションの場にもなっていた。6月には何とか開きたい」と考えている。

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