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高砂市役所=高砂市荒井町千鳥1
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 4月5日投開票の兵庫県高砂市長選・市議補選の告示が、22日であと1週間と迫った。市長選には新人2人が立候補の準備を進め、引退を表明している登幸人市長(69)が初当選した2008年以来、12年ぶりに新人同士の戦いとなる公算が大きい。投票率はかつて90%以上だったこともあったが、近年は低下傾向が続く。過去の選挙戦とともに投票率の動向を振り返る。

■初回は最高の93・91%

 高砂市は4町村が合併し、1954年に発足した。市長選の投票率は市議選と同日で行われた同年7月の初回が最も高く93・91%。旧高砂町長の中須義男氏が旧同町議との一騎打ちを制して初代市長に就いた。

 58年9月には、再選直後の中須氏が旧大塩町との合併問題を背景にした水道管破損事件で逮捕され、辞職。同年10月の3回目は前回から3カ月後にもかかわらず80・31%に達し、元市助役の菱川兵次郎氏が旧伊保村長を退けた。

■4回連続無投票も

 中須氏は62年に返り咲いたが、その後2回は有力な対立候補が出ずに盛り上がりに欠け、70年に初めて投票率50%を割った。中須氏が引退した74年は保守系2人と旧社会党公認1人が立候補。78・95%と関心は高まり、元市部長の足立正夫氏が抜け出した。経済が安定成長期に入った78~90年は4回連続無投票だった。

 20年ぶりの選挙となった94年は56・59%。刷新を訴えた元県局長の大内秀夫氏が足立氏の6選を阻んだ。98年はそれまで別々に行われていた市議選が、改正公職選挙法の特例適用で40年ぶりに同日となり、75・35%に上昇した。5人による混戦の中、前市議の田村広一氏が、再選を目指した大内氏を299票差で交わして当時の県内最年少市長となった。

■近年は50%下回る

 無投票を1回挟んで06年は67・90%。元市部長の岡恒雄氏が、国会議員や県会議員らの支援を受けた田村氏に大差をつけた。選挙になると現職が3人続けて新人に敗れる結果となった。だが、岡氏はわずか1年4カ月後に死去。08年に遺志を継ぐ形で、副市長だった登氏が当選した。直近2回を含めて単独実施となり、50%を割り込んでいる。

 歴代市長の経歴を見ると、行政経験者が続いてきた。19回目の今回に立候補を表明している2人のうち、元市議の北野誠一郎氏(58)は証券会社の勤務経験があり、元高砂商工会議所副会頭の都倉達殊氏(60)は市内の造園会社会長。実際の届け出が同じ顔ぶれの場合、民間出身者に市政のかじ取りを託すことになる。(若林幹夫)

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