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東北の被災地に絵手紙を贈る「絵手紙くらぶ」の阿南一馬部長(左)と太田由紀子さん=加古川市、いなみ野学園
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東北の被災地に絵手紙を贈る「絵手紙くらぶ」の阿南一馬部長(左)と太田由紀子さん=加古川市、いなみ野学園

 兵庫県高齢者大学「いなみ野学園」(加古川市平岡町新在家)のクラブ「絵手紙くらぶ」に所属する学生たちが、東日本大震災の被災者を元気づけようと絵手紙を描き、約60枚が発生から9年となる11日、宮城県名取市の閖上地区に届けられる。タンポポの絵の周囲には、「道に咲いたよ ちいさなお日さま」とのメッセージ。生活の中の小さな発見や喜びを表現することで、平穏な日常を思い出してもらえるように心掛けたという。(千葉翔大)

 学生たちが企画、制作を担うラジオ番組の収録で昨年12月、同クラブメンバーの太田由紀子さん(68)=明石市=ら3人が、被災地支援を続ける「ひょうごボランタリープラザ」(神戸市中央区)の高橋守雄所長(71)と共演したことがきっかけ。番組内でシニア世代もできる支援方法として、絵手紙の送付などが提案された。

 これを受けて太田さんがメンバーに呼び掛け、10人ほどが1月下旬から、自宅などで描いた。

 フキノトウなど春の訪れを感じさせる植物、野菜、洋菓子などの絵で、メンバーそれぞれの個性を表現。絵の周囲には「お疲れさま 一休みして お茶にしましょう」「いつも誰かが見ていてくれる」「明日もきっと良いことがあるよ」といった言葉を添えた。日々を懸命に過ごす被災者を思い、「頑張れ」などの直接的な言葉はあえて避けた。

 太田さんは「互いに大震災を経験したので、『みんなで前に進もう』という思いを込めた。絵手紙を読んで、皆さんがほっと一息ついてくれたらうれしい」と話す。

 津波で壊滅的な被害を受けた閖上地区では毎年3月11日、被災者と兵庫からの支援者が追悼行事を実施してきた。だが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止になり、高橋所長が代表で訪問。被災者と黙とうをささげ、絵手紙も手渡すという。

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