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鳩舎でハトの世話をする坂口好範さん=加古川市
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鳩舎でハトの世話をする坂口好範さん=加古川市
受賞した「子午線リバティ」号
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受賞した「子午線リバティ」号

 50年以上、ハトレースに挑み続ける坂口好範さん(68)=兵庫県稲美町=の育てたハトが今年、国内主要タイトルの一つ「ベルギー王立愛鳩家協会会長賞」に輝いた。兵庫県内では初めてという。数百キロを飛ぶ過酷なレースを勝ち抜いたハトは、自らが作り上げた血統「子午線系」。坂口さんは「地元で関心が高まり、ファンが増えてほしい」と期待を込める。(本田純一)

 レースはハトの帰巣本能を利用。それぞれの鳩舎をゴールに設定し、規定の距離にある地点で放鳥して、1分間の平均速度を競う。成績は脚に着けたICチップで記録する。迷ったり事故に遭ったりし、戻ってこない鳥も多いという。

 坂口さんが育てた血統の1羽「子午線リバティ」号は4月の600キロレースで全国3万5083羽中2位、5月の900キロレースでは6485羽中1位になった。900キロレースは青森から14時間48分でゴール。出場したハトで唯一、分速千メートルを上回った。この2レースの結果が評価され、協会会長賞を獲得した。

 小学生の頃に飼育を始めた。同県明石市内の自動車整備会社役員だった頃は社屋で飼育。61歳で退職し、同県加古川市の鳩舎で育てるようになった。

 「子午線系」は、阪神・淡路大震災に被災した神戸市長田区の仲間から譲り受けたハトの血統を受け継ぐ。坂口さんの鳩舎には現在、子午線系などのレースバト約150羽がおり、毎日稲美町の自宅から通って世話を続ける。ひなが生まれると近い距離から放鳥して訓練を重ねる。

 「期待していた鳥なので、受賞には本当に満足している。よく頑張って飛んでくれた」と坂口さん。ハトの世話で旅行もままならないため、受賞を機に引退を考えたこともあったが、「一生懸命育てたハトが、ちゃんと結果を出してくれる。この面白さは、なかなかやめられないな」と笑った。

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