東播

  • 印刷
会見を開いた兵庫労働局の嶋田憲嗣監督課長(右)と妹尾裕治安全課長=神戸市中央区東川崎町1
拡大
会見を開いた兵庫労働局の嶋田憲嗣監督課長(右)と妹尾裕治安全課長=神戸市中央区東川崎町1
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 昨年7月、兵庫県高砂市の神戸製鋼所高砂製作所で大型クレーンが倒壊して作業員4人が死傷した事故で、兵庫労働局が8日、神戸市内で会見を開き、事故当時の状況や原因を明らかにした。労働安全衛生法違反容疑で書類送検したクレーン製造会社「コベルコ建機」(広島市)と現場責任者の男性(29)に対し、「安全対策に問題があった」と厳しく指摘した。

 労働局によると、昨年7月26日午後、コベルコ建機がクレーンを稼働検査中に根元から折れて倒壊し、近くで作業していた作業員4人が死傷。県内で過去最悪のクレーン事故となった。

 当時、クレーンのつり上げ能力を確認中で、複数の重りを組み合わせて約130トンをつるす予定だったが、検査前に重りの種類を変更。その際に現場責任者が誤って、約140トンの重りをつるすよう指示したという。

 さらに、現場責任者は正午すぎに会議に出席するため現場を離れ、その際に、重さの制限などを記した書類を他の作業員に渡すといった情報共有を行わなかったという。労働局の妹尾裕治安全課長は、周辺に人がいる状態で検査を続けたことについて「より慎重に立ち入り禁止の措置を取る必要があった」とした。

 労働局の説明によると、クレーンは、「主ジブ」と呼ばれるアームを垂直に起こし、重りをつるした状態で旋回を始めた=図(1)。約50度旋回した時点で、重りを先端でつるす上部のアーム(約85メートル)が破断=図(2)。バランスを崩し、主ジブ(約95メートル)や、それを支える他のアームも次々と折れ=図(3)、倒壊に至った=図(4)=という。(小森有喜)

東播の最新
もっと見る

天気(10月21日)

  • 24℃
  • 18℃
  • 30%

  • 22℃
  • 12℃
  • 20%

  • 25℃
  • 16℃
  • 50%

  • 24℃
  • 15℃
  • 40%

お知らせ