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高齢者や障害者向け共同住宅「せいりょう園グループハウス 岸本邸」=加古川市野口町長砂
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高齢者や障害者向け共同住宅「せいりょう園グループハウス 岸本邸」=加古川市野口町長砂

 兵庫県加古川市内で特別養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人「はりま福祉会」が同市野口町長砂の空き家を改装し、共同住宅「せいりょう園グループハウス 岸本邸」を開設した。高齢者や障害者ら、賃貸住宅への入居を断られやすい人向けの「セーフティネット住宅」に登録。共同住宅にすることで家賃を抑え、法人の相談員が見守りや生活相談に応じる。(広岡磨璃)

 セーフティネット住宅としては県内初のシェア型となり、高齢者や障害者の住まい確保に空き家を活用する事例として、県住宅政策課は「新たなモデルになれば」と注目する。

 亡くなった元法人理事の自宅を賃借し、県の補助制度を活用して改装した。築40年の木造2階建て。居室は1階と2階に各2室つくり、13~19平方メートル。台所や食堂、トイレ、浴室などは共用となる。家賃は3万~3万9千円で、ほかに光熱水費が人数割りで実費となる。

 同法人はケアハウスやサービス付き高齢者向け住宅も運営するが、「生活保護受給者や国民年金のみの高齢者では金銭的に生活が厳しい」という。岸本邸は、共同住宅にすることで利用者の負担を軽減。介護サービスや障害福祉サービスも必要に応じて受けられるようにし、「最期まで暮らせる住まい」を目指す。60歳以上の高齢者と障害者を主な入居対象とし、複数の入居希望者がいる。

 はりま福祉会は「高齢者や障害者が助け合い、地域住民とも自然に交流しながら、安心して暮らせる住まいを提案したい」とし、複数のグループハウスを展開することも検討している。

【セーフティネット住宅】入居拒否を受けることが多い単身高齢者など「住宅確保要配慮者」の住まい確保を目的に、国が2017年、登録制度を創設。要配慮者の入居を拒まない▽床面積25平方メートル以上(シェア型は9平方メートル以上)-などの要件があり、物件情報はインターネットで公開される。登録は低調で、年間5万戸の目標に対し、1年半経過した今年5月末時点で約9千戸。県も25年度末までに7千戸を確保する計画だが、同時点で約300戸と伸び悩んでいる。

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