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柔らかな甘みと濃厚な口当たりが特長の甘酒「万葉のしずく」=稲美町六分一、にじいろふぁ~みん
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柔らかな甘みと濃厚な口当たりが特長の甘酒「万葉のしずく」=稲美町六分一、にじいろふぁ~みん

 薬剤師資格を持つ兵庫県稲美町の農業小山和彦さん(71)が、農薬を使わずに育てた米の甘酒「万葉のしずく」を製造、販売している。小山さんはこだわりの農作物を用いて、次々と新商品を生み出すアイデアマン。サプリメントで手軽に栄養が取れる時代だが、「生きるための栄養は、自然の恵みから取ってほしい」と思いを込める。(津田和納)

 小山さんは大手化粧品メーカーの元研究員。退職後の2017年、地元の農家53軒と農事組合法人「ファーム稲加 見谷営農組合」を結成し、ブランド米「万葉の香」の栽培のほか、純米吟醸酒「稲加乃誉」や黒豆のおかきなどを製品化してきた。

 ここ数年、人気が高まる甘酒に注目。栄養価が高く、体内への吸収も速いことから「飲む点滴」と呼ばれ、女性を中心にブームとなっている。17年冬から思案し、東播磨県民局や同県加西市の食品加工会社と協議を重ねて、生産にこぎ着けたという。

 甘酒に使用したコシヒカリは、マメ科の緑肥植物「ヘアリーベッチ」をすき込んだ田んぼで栽培。植物が空気中の窒素を土壌に吸収することで土が肥えるといい、小山さんは「化学肥料に頼らないエコな方法で育てた。安全性が高く、米粒も大きい」と話す。

 砂糖を加えず、米と米こうじだけで仕上げた。柔らかな甘みと、粒の感触を残した濃厚な口当たりが特長。アルコールを含まないため、子どもも飲むことができ、砂糖の代わりに調味料として使うこともできる。小山さんは「ブドウ糖やアミノ酸が多く含まれており、栄養は満点。そしゃくが困難な高齢者にもお勧めしたい。ほっこりする甘さなので、家族で味わってほしい」としている。

 1パック300グラム入りで324円。酒米「兵庫夢錦」を使った甘酒は同量で335円。販売は、東播磨3市2町にあるJA兵庫南の商業施設「ふぁ~みんSHOP」7店舗で。稲美町国岡のふぁ~みんSHOPいなみでは取り扱っていない。

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