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地元史料をひもとき、荻野(赤井)直正の実像に迫った対談=ハートフルかすが
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地元史料をひもとき、荻野(赤井)直正の実像に迫った対談=ハートフルかすが

 戦国時代の黒井城主・荻野(赤井)直正をテーマにした歴史対談がこのほど、ハートフルかすが(兵庫県丹波市春日町黒井)で開かれた。郷土史家の村上正樹さん(同市)と地域史研究家の山内順子さん(同市)が地元史料をひもとき、直正の実像に迫った。

 黒井城跡地域活性化委員会(吉住孝信委員長)が、明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送に合わせ、企画した。市内外から約180人の参加があった。

 直正は荻野と赤井、二つの姓で紹介されることが多いが、山内さんは直正自身が書いた手紙を示し「1次史料では荻野を名乗っている。史実としては、荻野直正で揺らがない」と説明。「ただ、地元史料の伝記には、赤井と書かれているものもある」と紹介した。

 村上さんは黒井城について「石垣が見えている箇所だけと思われがちだが、猪ノ口山山系全体に及んだ」と広範囲だったと強調。また、精巧に描かれているという江戸時代の絵図を基に「現在は北側に石垣はないが、絵図にはしっかりと描かれている。見に行くと実際に石垣が落ちたような跡があった」と、新しい発見を報告した。

 病に倒れた直正だが、天下統一を目指していたのか。村上さんは、直正が元関白・近衛前久の妹を妻として迎えたことから「天皇家に近づくということで、京都に入る野望はあったのではないか」と推察した。(藤森恵一郎)

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