丹波

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丹波乳業が製造する「ひかみ牛乳」=丹波市氷上町石生
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丹波乳業が製造する「ひかみ牛乳」=丹波市氷上町石生
臨時休校に伴う給食停止の影響について語る、丹波乳業の吉田拓洋代表取締役=丹波市氷上町石生
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臨時休校に伴う給食停止の影響について語る、丹波乳業の吉田拓洋代表取締役=丹波市氷上町石生

 丹波地域の小、中学校などで、新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休校が始まってから、10日で1週間となる。休校措置により、学校給食用に食材や食品を納める企業などでは、収入減や商品管理の対応に苦慮している。丹波市などの給食に使われる「ひかみ牛乳」を製造する、丹波乳業(丹波市氷上町石生)の代表取締役吉田拓洋さん(45)は「行政は、学校再開の道筋を示してほしい」と話す。(真鍋 愛)

 安倍晋三首相による、全国一斉休校の要請があったのは先月27日だった。吉田さんは発表直後、給食用牛乳の対応について、兵庫県内の乳業メーカーが加盟する県牛乳協会(神戸市中央区)に問い合わせたが、「県教育委員会も『今から会議』と言っている」。丹波市から正式に給食停止の通達が届いたのは翌28日で、辛うじて生産調整することができた。

 ひかみ牛乳は、丹波市のほか、丹波篠山市、豊岡市日高町、同市出石町、養父市、朝来市の学校給食で提供されている。牛乳は1パック200ミリリットルで、1日の給食で約2トン、約1万7千パックが消費される。注文は1週間ごとに、各給食センターから受ける。同社の昨年3月の給食用牛乳の売り上げは約1千万円。吉田さんは「ほぼ同額の売り上げがまるっとなくなると思うとぞっとする」と心境を吐露する。

 乳業メーカーや国の指定生乳生産者団体では、生乳の廃棄が発生しないよう、出荷量の抑制や、生乳を飲用から加工用に転用するなどして対応している。ただ、加工用の乳価は飲用より安い。吉田さんは「酪農家は高齢の方も多い。この状態が長引けば、廃業する酪農家が出てもおかしくない。地産地消、給食を通した食育ができなくなる可能性もある」と不安を募らせる。

 新型コロナウイルスの感染者は、丹波の近隣地域でも確認された。同社が給食用牛乳を納める自治体での休校は15日までとなっているが、予定通りに学校が再開するかは、まだ分からない。吉田さんは「先行きが見えず、各事業者が今後の対応を判断する材料がない。給食に携わるのは、教育委員会だけではない。市は、学校再開までの道筋を提示し、事業者にも情報を共有してほしい」と話した。

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