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氷上特別支援学校で行われた風船飛ばしの様子(同校提供)
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氷上特別支援学校で行われた風船飛ばしの様子(同校提供)

 兵庫県丹波市春日町棚原の氷上特別支援学校の生徒らが、今月4日に学校行事で飛ばした風船が、同校から約150キロ離れた三重県桑名市の民家と、約200キロ離れた愛知県豊田市の牧場で見つかった。風船は赤いヒマワリの花が咲く種を添えて飛ばしており、発見者から同校に「種を植える」と連絡があったという。

 風船飛ばしは、同校PTAが学校の創立40周年を記念し、計画。マラソン大会の開会式で行われ、小学部~高等部の児童や生徒、保護者など約150人が参加した。

 ヒマワリの種を付けるアイデアは、同校PTAの田野知巳会長(54)=同市柏原町大新屋=が提案した。約20年前、田野会長の自宅の庭に、但馬地域の小学校から花の種と手紙が添えられた風船が飛来。見つけた田野会長の母親が、飛ばした児童とはがきでうれしそうに交流していた様子を思い出し、風船のひもに種3粒と、学校名入りの黄色のカードを入れたティーバッグを付けた。

 田野会長は開会式で、「お出掛けしたときに赤いヒマワリを見つけたら、学校の仲間を思い出して」とあいさつし、子どもらに「優しい人の所に届きますように、願いましょう」と呼び掛けた。生徒会長の合図で約170個の風船が空に舞うと、参加者からは歓声が上がり、「ここ一番の笑顔」を見せた生徒もいたという。

 同校から田野会長に「風船が届いた」という一報が寄せられたのは、5日後の今月9日。田野会長は「遠くまで飛んだこともうれしいが、連絡をくれるような優しい人がいるという事実の方がうれしい。世の中、悪いやつばかりじゃないんだな」と笑った。(真鍋 愛)

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