丹波

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古民家を改修し、ガラス工房兼ギャラリーを開いた児玉みのりさん=丹波篠山市
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古民家を改修し、ガラス工房兼ギャラリーを開いた児玉みのりさん=丹波篠山市
ガラスのかけらを容器に詰めて焼き、ブロック状にした作品=丹波篠山市
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ガラスのかけらを容器に詰めて焼き、ブロック状にした作品=丹波篠山市

 陶芸の技法を取り入れたガラス工芸を手掛ける児玉みのりさん(51)が、自宅でもある兵庫県丹波篠山市の古民家で工房兼ギャラリー「so arrow(ソウ・アロウ)」をオープンし、初めての個展を開いている。壁一面に設けた窓からは光が差し込み、時間ごとに異なる色で約200点を照らす。個展は23日まで。

 窓辺に並ぶ器は、遠目には陶器のような色合いと質感に見えるが、近づけば光を通すガラスと分かる。吹きガラスを成形した後、窯で焼くことで独特の風合いが出るという。

 ブロック状の作品は、ガラスのかけらや土を石こうの器に詰めて焼いたもの。白や青、土色、透明が混ざり合い、見る角度によって違う表情になる。

 「陶器の素材や技法を加えることで、ガラスの繊細さと力強さが引き出されたみたいです」

 児玉さんは神戸市出身。会社勤めをしていた20代のころ、ガラスの表面を加工するサンドブラスト教室と出会い、神奈川県のガラス専門学校へ進んだ。愛媛県の吹きガラス職人のもとで修行した後、京都府にガラス工房を構えた。

 「故郷の兵庫県でギャラリーを開きたい」と願い、丹波篠山市で古民家を購入。光を取り入れるため窓を大きく改修し、内装はペンキで白く塗って、昨年11月にオープンした。「so」には「想」「創」「層」の字を重ね、「まっすぐ届くように」という思いから「矢」を意味する「arrow」を付けた。

 京都での工房は信楽焼の窯元と近く、陶芸家との交流で技術が磨かれたという。丹波篠山市に来た後も、地元の作家らと親交を深めている。ギャラリーでは平時、自身の作品に加えて尊敬する作家らの作品を展示する。「作品に刺激を受け、人と出会う場になっていけば」と話す。

 火~木曜は休館。午前11時~午後5時。同ギャラリーTEL079・506・6024

(金 慶順)

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