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明智光秀の母の悲話を知ってもらおうと、丹波篠山市が立ち上げたPRサイト
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明智光秀の母の悲話を知ってもらおうと、丹波篠山市が立ち上げたPRサイト

 「まことに無念である。光秀よ、さらばじゃ!」

 「母上!!」

 明智光秀の母、お牧が兵庫県丹波篠山市の高城山で処刑されたとされる伝説を知ってもらおうと、同市がPRサイトを立ち上げた。処刑から「本能寺の変」に至る情景や光秀の母らとの会話を想像で再現。市内にある山城や史跡も紹介し、来年放送のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」と同市のゆかりを伝える。

 時は戦国時代。1575(天正3)年、ドラマの主人公光秀は、織田信長の命令で「丹波攻め」を実行した。高城山中の八上城に籠城する城主・波多野秀治に対し、「降伏すれば命は保証する」と呼び掛けた。その約束として、母のお牧を人質に差し出すことを決める。

 光秀「人質として誰かを差し出さねば、波多野公の気持ちは動かぬのか」

 お牧「光秀よ。和平のためならば私が波多野公に人質として差し出されよう」

 その後、波多野秀治は申し出に応じて降伏するも、1579(天正7)年、約束を破った信長に処刑されてしまう。怒った秀治の家臣らは激怒し、お牧を高城山の松の木にはりつけにし、処刑した-。

 サイトでは母子の思いを会話劇風に紹介しており、光秀の怒りと悲しみ、本能寺の変に至る決意を、劇画調のイラストと共に掲載している。

 近年になり、この伝説は「史実でない」「後世の作り話」とする説が優勢だが、同市は地域活性化につなげようと、悲話を前面に押し出したポスターやパンフレット、のぼりを作成。サイト内では近く、悲話を市民が再現したショートムービー「猪がくる」を公開予定だ。

 市商工観光課では「市外の人に、丹波篠山の伝説を想像しながら見てもらいたい」とPR。伝説の場面がドラマで放送されることを願っている。

 ウェブサイトの作成費は59万4千円。http://kirin-tambasasayama.jp

(金 慶順)

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