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市内の小中、高校生や保護者ら8人が登壇し、いじめの「傍観者」をなくす方法について話し合った=ゆめタウンポップアップホール
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市内の小中、高校生や保護者ら8人が登壇し、いじめの「傍観者」をなくす方法について話し合った=ゆめタウンポップアップホール

 「脱傍観者」をスローガンに、いじめや暴力をなくすための市民フォーラムが8月31日、兵庫県丹波市氷上町本郷のゆめタウンポップアップホールであった。いじめを見ているだけの「傍観者」がいじめ問題の鍵になるとし、市内の小中高生や保護者、教諭ら8人が登壇して意見を述べ合った。

 同市教育委員会などが主催。子どもらがパネルディスカッションを行う形式は初めて。客席には市内の小中学生や保護者ら計約260人が集まった。

 基調講演では、いじめ相談アプリを展開する「ストップイットジャパン」代表の谷山大三郎さんが、いじめは「被害者」「加害者」「観衆」「傍観者」の4層構造になっていると説明。いじめ防止には「傍観者の行動が大切」と強調した。

 「なぜ傍観者になってしまうのか?」と谷山さんがパネリスト8人に問い掛けると、柏原高校2年の男子生徒は「自分がいじめられるかも、と考えると怖いのでは」と答えた。氷上中出身で三田祥雲館高校1年の女子生徒は「友達が『ばばあ』と呼ばれているのを聞いた。でもそれが『いじり』なのか『いじめ』なのか分からなくて、注意する勇気が出なかった」と中学時代の体験を振り返った。

 会場も交え、「どうすれば傍観者が生まれにくい環境になるか?」という問いも考えた。南小学校6年の女児は「全校生が関わる行事があれば誰でも何でも言いやすい環境になる」と提案。「いじめはだめと意識付ける」「日頃の感謝を伝える取り組みで味方がいると思わせる」などの意見もあった。

 傍観者はちょっとした行動で、大人につなぐ「通報者」、被害者に寄り添う「シェルター」、教室の空気を変える「スイッチャー」になれると谷山さん。「人にはそれぞれできることがある」と話した。(金 慶順)

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