丹波

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由良英士ちゃん(左)が飛ばした風船を届けた高田和美さん=丹波市市島町上田、丹波市役所市島支所
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由良英士ちゃん(左)が飛ばした風船を届けた高田和美さん=丹波市市島町上田、丹波市役所市島支所
大好きなティラノザウルスの絵を添えて由良英士ちゃんが空に飛ばした風船=丹波市市島町上田、丹波市役所市島支所
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大好きなティラノザウルスの絵を添えて由良英士ちゃんが空に飛ばした風船=丹波市市島町上田、丹波市役所市島支所

 復興への思いは永遠に-。18日に三ツ塚史跡公園(兵庫県丹波市市島町上田)であった丹波豪雨復興行事「和一処」で、空へ放たれた風船が同市の柏原地域で見つかり、20日になって飛ばした子どもの元に戻る一幕があった。行事を主催した同市職員やイベント企画に携わった山本篤史さん(40)は「復興の合言葉である『心 つなぐ』から始まった企画から縁がつながったと思うとうれしい」と感激している。(真鍋 愛)

 風船を放ったのは、認定こども園に通う丹波市の由良英士ちゃん(5)。「和一処」では、母めぐみさん(41)と名前を書き込んだメッセージカードを青と桃の風船に付け、復興の祈りを込めて空に放った。カードに、大好きな恐竜の絵も添えて。

 1時間半ほど過ぎた18日午後6時ごろ。同市の高田和美さん(70)宅で、息子の篤さん(43)と孫の愛李さん(20)が、「近くの休耕田で見つけた」と風船を持ち込んだ。カードを見た高田さんは「子どものものだ。風船を飛ばした子に届けてあげたい」。翌日の夕方、風船にあった「丹波市」の文字を頼りに同市役所柏原支所に電話を掛けた。「手掛かりは恐竜の絵と、『あやと』という名前だけです。分かりますか」。

 風船が和一処で飛ばされたことは、すぐに判明した。しかし、当日空に舞った風船は計800個。対応した職員は「無理やろうな」と思いつつも、行事を仕切っていた同市まちづくり部復興推進室へ。事情を聞いた秋山晃二係長(47)は同僚の由良愛佳さん(21)を見て、ふと思った。

 「そういえば、由良さんの弟の名前も『英士』だ」

 「ひょっとしたら」と愛佳さんに確認してもらったところ、風船は弟の英士ちゃんが飛ばしたものだと判明。高田さんの電話から、約1時間後のことだった。

 イベントで風船を飛ばしたのは今年で3回目だが、発見の連絡が入ったのは、今回が初めてという。三ツ塚史跡公園から高田さん宅までは直線距離で約11キロ。「特定は難しいと思いつつも、問い合わせてよかった。こんなかわいい子に出会えるなんて」と高田さん。20日に風船を受け取った英士ちゃんは、「ありがとう」とはにかんだ。カードは、英士ちゃんが大好きなおもちゃと一緒に、自宅で大事に飾られる予定だ。

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