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篠山市立歴史美術館(手前)などのミニチュア作品を並べる山内孝一さん=篠山市
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篠山市立歴史美術館(手前)などのミニチュア作品を並べる山内孝一さん=篠山市

 兵庫県篠山市の山内孝一さん(75)が10年ほど前から、篠山市役所や市立歴史美術館など、主に市内にある建物のミニチュア作りに励んでいる。作り方は我流。ホームセンターや100円均一店、野外で材料を集め、これまでに7点を制作した。「イメージに沿って段々と出来上がっていくのが楽しい」と日課にしており、次は篠山城跡の構想を練っている。

 勤めていたバス会社を定年退職した65歳ごろ、出身地である丹波市の山内末行さんが作った竹細工を見て感動して制作を始めた。「何かの本にミニチュアが載っていて、自分も木材で小さい建物なら作れるんじゃないか」と思い立った。

 第1号は、草ぶき屋根だった実家。既に取り壊されたため、記憶だけを頼りに挑んだ。のこぎりで切った細い角材や竹を接着剤でつなぎ、柱や建具を設置。窓はプラスチック材、屋根は土手で刈った枯れ草、瓦は近所でもらった竹で表現し、家畜の牛や豚などは紙粘土をこねてこしらえた。

 「気付いたら夢中になっていた」といい、それ以来、今の自宅▽市役所▽歴史美術館▽新たんば荘-などを手掛けた。最新作は、3月に完成したばかりの篠山市河原町周辺の河原町妻入商家群だ。

 設計図は書かない。自分で撮った建物の写真を基に、頭の中のイメージに合うように材料を探し集め、切り、組み立てる。制作期間は1作品につき3~4カ月。素人細工のため、縮尺やデザインは大ざっぱで、随所にゆがみやずれもある。だが、それらが手作りならではの味となり、楽しんで見てくれる人もいるという。

 今後も制作を続けたいが、そろそろ自宅に作品の置き場が無くなってきたのが悩み。「もし展示してもらえる場所があれば、喜んで持って行きたい」。現在は、新たんば荘のロビーに同荘と河原町の作品を飾っている。(藤森恵一郎)

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