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環境大臣表彰を受けた「出石ミズアオイの会」のメンバー=谷山川
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環境大臣表彰を受けた「出石ミズアオイの会」のメンバー=谷山川

 兵庫県豊岡市出石地域の中心部を流れる谷山川で希少植物のミズアオイの保護に取り組む「出石ミズアオイの会」がこのほど、2020年度の「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受けた。同会代表の湊崎康雄さん(79)は「多くの方に魅力を伝えられるように活動を続けたい」と意気込む。(阿部江利)

 表彰は1999年に始まり、本年度は全国38の個人・団体が受賞。兵庫県内で唯一選ばれた同会は、中高生らと協力しながら16年にわたってミズアオイを守り育ててきた実績が評価された。

 ミズアオイは水田や沼などで育つ1年草。秋に直径3センチほどの青紫色の花を咲かせる。農薬の使用などで西日本では近年姿を消し、県のレッドリストでは絶滅の危機にあるAランクとされる。

 同会によると、94年に近畿地方で唯一、谷山川に自生しているのが見つかった。当初は中学生が環境教育の一環で育てていたが、2003年以降は住民有志による調査や清掃活動が本格化。自生地を守るため、川には栽培スペースや散策路なども整備した。18年、当初から関わるメンバー15人が、活動をさらに広めようと同会を結成した。

 秋に採取した種を春に栽培スペースにまき、大きく育つように植え替える作業を地元の中高生らと続ける。デリケートな植物のため、育てるのは水の管理や雑草との闘いという。ミズアオイを語る集いや「食べる会」を開いて住民らにPRしている。

 湊崎さんは「中学生が守り継いでくれた自生種のミズアオイは地域の宝物。美しい花を住民や観光客に楽しんでもらえれば」と話している。

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