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坑道内で3カ月熟成させ、果実のうまみが詰まった「蔵出しシュトーレン」=生野銀山
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坑道内で3カ月熟成させ、果実のうまみが詰まった「蔵出しシュトーレン」=生野銀山

 兵庫県朝来市生野町小野、史跡・生野銀山の坑道で3カ月間熟成させた洋菓子シュトーレンの蔵出し式が22日、行われた。同県養父市上野の洋菓子店「カタシマ」が600本限定の「蔵出しシュトーレン」として、各店舗やオンラインショップで販売する。

 切り口の形状から「坑道」を意味するドイツ語で呼ばれる菓子パン。欧州では11月の最終日曜からクリスマスまで、少しずつスライスして食べられる。同社は2010年から製造し、例年12月上旬には完売するという人気商品だ。

 生野銀山は坑道内が年間を通して13度で、シュトーレンにとって天然の熟成庫。通常の熟成期間は2~3週間だが、チーフパティシエの足立晃一さん(42)が短期間や半年、1年間熟成させて食べ比べ、味のバランスが最良の3カ月での蔵出しを決めた。

 今年は、貴腐ワインに漬けた養父市特産の「天滝ゆず」やレーズンなど5種類のドライフルーツを練り込み、焼いた後に溶かしたバターを塗って粉糖をまぶした。熟成によってフルーツのうまみが溶け出し、複雑な味わいになるという。足立さんは「手作りにこだわった。クリスマスまで、紅茶などに合わせて楽しんで」と話している。

 4500円。カタシマ養父本店TEL079・664・0351

(竜門和諒)

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