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完成した人工巣塔の前で風船を飛ばす子どもたち=朝来市和田山町久田和
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完成した人工巣塔の前で風船を飛ばす子どもたち=朝来市和田山町久田和

 自然豊かな地元でコウノトリとの共生を目指そうと、兵庫県朝来市和田山町東河地区の住民が人工巣塔2基の設置を進めている。9日には1基目の完成を祝うお披露目式が開かれ、集まった住民ら約100人はコウノトリが巣作りして子育てする姿を早く見られるように願った。(石川 翠)

 同地区では10年以上、減農薬・無農薬で米などを栽培する農法「コウノトリ育む田んぼ」に取り組む。飛来するコウノトリが増えたため、東河地区協議会が今夏、人工巣塔2基の設置を企画。全約450世帯の住民らに総工費約90万円の寄付を募り、NPO法人「コウノトリ湿地ネット」(同県豊岡市)の協力のもと設置場所を選定した。

 1基目は、田んぼに囲まれた農道付近に高さ約12メートルの柱と巣台を設置。式典では同協議会の浜信雄会長(68)が「受け継がれてきた豊かな自然を守っていく象徴にしたい」とあいさつ。地元の子どもたちが巣塔の前で声を合わせて「コウノトリさん、早く巣を作ってね」と呼び掛け、素材が土に分解される風船を空に放した。

 朝来市立東河小学校4年の女児(10)は「下校中に田んぼで餌を探しているコウノトリを見た」。別の女児(10)は「早く巣を作ってくれたら、いつでも見られるようになる」と楽しみにしていた。

 同協議会は同日、西約2・5キロの農道で2基目の設置工事にも着手。市内の人工巣塔は三保地区の1基と合わせて計3基になる。

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