但馬

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野生復帰を大きく前進させたコウノトリの雌「J0228」を撮影し続けてきた高橋信館長=豊岡市立コウノトリ文化館
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野生復帰を大きく前進させたコウノトリの雌「J0228」を撮影し続けてきた高橋信館長=豊岡市立コウノトリ文化館

 2007年、兵庫県豊岡市百合地の人工巣塔で国内で46年ぶりに野外でのひなを巣立たせ、今年7月に死んだコウノトリの雌「J0228」の追悼写真展が同市祥雲寺の市立コウノトリ文化館で開かれている。放鳥後から追い続けてきた同館の高橋信館長(65)が撮りためた写真のうち、24枚を展示している。10月1日まで。

 写真は時系列に並べられ、06年9月に放鳥された瞬間から始まっている。満月を背景にペアのシルエットが浮かびあがる幻想的な1枚のほか、稲刈り作業の高齢女性とすれ違う場面では人と近い距離で生活してきた様子が伝わる。

 この雌は1998年生まれ。2010年に生まれた子どもの雄「J0025」と次第に縄張り争いが始まり、写真では互いに襲いかかる瞬間も捉えている。今年7月中旬の2羽が田んぼに並び、緊張感漂う様子を切り取った1枚が最後となった。その数日後、同市内の田んぼで負傷してうずくまっているところを保護され、回復せずに死んだ。縄張り争いの結果の可能性が高いとみられる。

 高橋館長は「気付けば長年追っていて、最高齢としてもっと長生きすると思っていたので、親子同士の死闘はショックだった。野生復帰事業を大きく前進させたJ0228の一生を知ってほしい」と話している。

 同館は月曜休館。TEL0796・23・7750

(石川 翠)

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