但馬

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甲板の設備や船室の窓なども本物そっくりに再現=香美町香住区香住
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甲板の設備や船室の窓なども本物そっくりに再現=香美町香住区香住
豪華客船「飛鳥2」の模型を完成させた藤原良長さん=香美町香住区香住
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豪華客船「飛鳥2」の模型を完成させた藤原良長さん=香美町香住区香住

 半世紀以上にわたって船の模型を作り続ける兵庫県香美町香住区香住の藤原良長さん(86)が、日本最大級の豪華客船「飛鳥2」の精巧な模型(全長約2・4メートル、幅約30センチ)を完成させた。35隻目となる大作で、制作に約8カ月を費やした。2021年春に建て替え工事が完了する香住文化会館(同町香住区香住)での展示を希望しており、「購入した上で町に寄付してくれる人を募りたい」と話している。(金海隆至)

 20代前半の頃、外国航路の貨物船に甲板員として乗り組み、北米や東南アジアなどを旅した。25歳から地元の漁協で働き、勤務の合間に船の模型制作を開始。作品は町立ジオパークと海の文化館(同町香住区境)や小学校など公共施設に寄付し、展示されている。

 「飛鳥2」の模型は今年1月から自宅近くの車庫で制作を始め、8月末にかけて毎日5~6時間、没頭した。「一生懸命作ったから90点の出来栄えかな」と笑う。

 パンフレットの写真を基に100分の1サイズの設計図を作成。厚さ1センチのベニヤ板を裁断して積み重ねて型を作り、グラスファイバーで表面を覆ってから、型を取り外してはけで塗装を進めた。「船首や船尾の板をグラインダーなどで削って反りを出すのが毎回難しい」と振り返る。

 甲板から上部はボール紙を積み上げた。カッターで切り抜いた船室の窓には、内側からプラスチックとカーテンを模したレース生地を貼り付ける細やかさ。プールやテーブル、椅子などはピンセットを使って配置。万国旗や両舷に設置された救命艇、船尾にある係留ロープの巻き上げ機など「目に見える外観は全て忠実に再現した」という。

 材料費は約30万円。売却時にはケースの発注(約35万円)を見込む。購入者を募るとともに「依頼があればまた作ってもいい。まだまだ元気」と意気込んでいる。

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