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山田風太郎さんの創作ノートやメモなどをデジタルカメラで撮影し、データ化に取り組む研究者ら=山田風太郎記念館
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山田風太郎さんの創作ノートやメモなどをデジタルカメラで撮影し、データ化に取り組む研究者ら=山田風太郎記念館

 「忍法帖シリーズ」などで知られる兵庫県養父市出身の作家山田風太郎さん(1922~2001年)の創作ノートやメモなどをデジタルデータ化する取り組みが進んでいる。文部科学省の科学研究費助成事業の一環。同市関宮の「山田風太郎記念館」が所蔵する直筆原稿などを、日本近代文学研究者の谷口基・茨城大教授(55)らが手分けして写真に収め、データ化していくと同時に、調査研究も行う。(桑名良典)

 文科省は本年度から4年間、近代日本探偵小説研究の基盤整備として資料の調査や保存、公開に向けた活動を行う。初年度は山田さんと横溝正史が調査対象となっている。

 8月19~23日、谷口教授ら3人が市内に滞在し、戦前から亡くなる直前までの創作ノートやメモを撮影し、整理した。資料は約50冊あり、撮影も3千カット以上を行った。

 メモなどは当初、万年筆などのインク書きだが、晩年はインクと鉛筆に分かれ、小さな丸い文字が特徴という。谷口教授は「資料に触れると、作家としての品位や文章の力強さを感じる」と話す。

 追手門学院大の講師を務める佐藤淳さんは「膨大な読書量や資料集めから、風太郎には研究者の側面もうかがえる。さらりと知識を入れ込みつつ、奔放な作品として読ませる力もあり、多彩な才能に驚かされる」と話している。

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