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「群像画」を共通テーマに伊藤清永の作品(奥)と浮世絵(手前)が並ぶ会場=豊岡市立美術館「伊藤清永記念館」
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「群像画」を共通テーマに伊藤清永の作品(奥)と浮世絵(手前)が並ぶ会場=豊岡市立美術館「伊藤清永記念館」

 兵庫県豊岡市出身の洋画家、伊藤清永氏(1911~2001年)の油絵と江戸時代の浮世絵師たちの作品が並ぶ「日本女性の美」(豊岡市主催)が同市出石町内町の市立美術館「伊藤清永記念館」で開かれている。伊藤氏が研究対象にしたとされる浮世絵と同氏の作品を対比させ、計45点が並ぶ。

 伊藤氏は、繊細な色の線を重ねる線描と輪郭を捉えない画風などから「内面的な女性美」を表現する名手とされる。

 会場には、和歌の人物や、季節ごとに装いを変えるおいらんなどを描いた浮世絵と、伊藤氏の裸婦画などが対をなすように展示されている。「群像画」をテーマにした一角では、人物の配置や動き、陰影、遠近法などの違いを比較できる。一方、伊藤氏の「グレーの時代」とされる1960年代の渡欧期の作品には、浮世絵の「大首絵」と同様に背景が灰色で描かれていることが見て取れる。

 学芸員の野村由佳さんは「画風は違えど、どこかで共通する日本人の色彩感覚を見付けてほしい」と話している。

 9月1日まで。午前9時半~午後5時。水曜休館。一般500円、大学、高校生300円、中学生以下無料。同館TEL0796・52・5456

(末吉佳希)

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