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下段の岩を貫通して流れている現在の「二段滝」=豊岡市日高町栃本
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下段の岩を貫通して流れている現在の「二段滝」=豊岡市日高町栃本
貫通する前の「二段滝」=豊岡市日高町栃本(日高神鍋観光協会提供)
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貫通する前の「二段滝」=豊岡市日高町栃本(日高神鍋観光協会提供)
ドローンで撮影した「二段滝」の下段が貫通した様子=豊岡市日高町栃本(日高神鍋観光協会提供)
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ドローンで撮影した「二段滝」の下段が貫通した様子=豊岡市日高町栃本(日高神鍋観光協会提供)

 兵庫県豊岡市日高町の神鍋高原にある観光スポット「二段滝」(同市日高町栃本)の流れ方が変わり、“一段滝”になっている。以前は上段からの水が下段にたまって手前に流れ落ちていたが、昨年7月の西日本豪雨の影響で下段の岩が崩れてしまったためとみられる。周辺は人気の散策ルートだが、変化した滝が新たな名所になることを関係者は期待している。(石川 翠)

 神鍋高原は噴火した神鍋山から流れ出た溶岩流が独特の地形を生み出し、山陰海岸ジオパークの一部となっている。大小さまざまな滝が連続する美しい渓流の周辺は遊歩道も整備され、ハイカーらの人気も高い。

 「二段滝」は神鍋山頂から約2・5キロ南東に位置し、木々で囲まれた美しい滝の一つ。高さ約4メートルの上段から落ちた後、約5メートルの下段を手前に流れ落ちるため、この名称が付いた。

 しかし、昨年7月上旬の豪雨後、滝が下段の中央付近を貫通してそのまま流れ落ちているのを地元住民が発見。日高神鍋観光協会の職員がドローンで上から撮影すると、直径1メートルほどの穴が空いており、水が吸い込まれていくように流れ落ちていた。

 兵庫県立大地域資源マネジメント研究科の松原典孝講師(地質学)は「水流で小石が回転して岩を削った『ポットホール』が少しずつ拡大し、貫通してしまったのだろう。滝を形成する玄武岩は非常に固いので、珍しい現象」と話す。

 看板は「二段滝」のままなので、同協会には訪れた人から「一段ではないか」との苦情もあったというが、大雨の直後など水量が多いときは手前にも流れるといい、「二段滝」の姿も見られるという。

 名称は「二段滝」のままにするのかどうか、同協会に問い合わせたところ、担当者は「名称は維持管理をしてくれている地元の方と考えるが、地形は変化していくものだということを実感してもらえる場所になれば」と話している。

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