但馬

  • 印刷
明延鉱山のシンボル「一円電車」=養父市大屋町明延
拡大
明延鉱山のシンボル「一円電車」=養父市大屋町明延
体験乗車会を前に軌道の補修を行うボランティア(3月16日)=養父市大屋町明延
拡大
体験乗車会を前に軌道の補修を行うボランティア(3月16日)=養父市大屋町明延
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県養父市大屋町明延で1987年に閉山した明延鉱山のシンボル「一円電車」の延伸を、地元住民らが計画している。70メートルのコースを周回化させて約150メートルにする予定で、今秋の完成を目指す。整備費用は500万円を目標に寄付を募るほか、軌道を敷設するボランティアも募集している。(桑名良典)

 一円電車は29年、明延から鉱石を神子畑選鉱所(同県朝来市)に運ぶ「明神電車線」として開通。運賃が1円だったことから、この愛称で親しまれたが、閉山を前に85年に廃止された。

 まちの活性化のシンボルに「復活」を願う声が上がり、2010年、鉱山社宅跡広場に常設線路を敷設。11年春から、4~11月の休日や夏休みなどに乗車体験会を実施している。

 現在は折り返し運転をしているが、住民らでつくる「鉱石の道」明延実行委員会などが周回化を計画。一円電車の保存・活用を通じて、近代化を支えた明延鉱山の使命の継承を目指す。今回も復活運行までの流れと同様に、募金とボランティア協力を求めるという。

 09年に始めた募金活動で今年3月末までに約1091万円を集め、枕木の整備や、客車「くろがね号」をけん引するバッテリー機関車の購入などに充てた。毎年、乗車体験会の前には、枕木の交換などをボランティアが行っている。

 周回化を実現した後には、山の中腹にある旭山野外活動センターから和田神社までの市道約400メートルで走らせる構想もあるという。地元の区長も務める実行委員会会長の小林史朗さんは「昭和の終わりに閉山し、平成には体験乗車会を始めた。令和の新時代も継承に力を入れたい」と話している。

 養父市大屋地域局TEL079・669・0120

但馬の最新
もっと見る

天気(6月16日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 20%

  • 23℃
  • ---℃
  • 60%

  • 27℃
  • ---℃
  • 10%

  • 26℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ