但馬

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お年寄りと一緒に「まるこ体操」を体験する児童たち=豊岡市日高町十戸(たじま荘提供)
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お年寄りと一緒に「まるこ体操」を体験する児童たち=豊岡市日高町十戸(たじま荘提供)
“全国デビュー”した「まるこ」
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“全国デビュー”した「まるこ」

 兵庫県豊岡市日高町十戸の特別養護老人ホーム「たじま荘」の雌の“癒やし犬”「まるこ」にちなんだ「まるこ体操」が完成し、11日の介護の日に合わせて同施設でお披露目される。今夏には自身を主人公にした児童書が、各地で読書感想文の推薦図書にも選ばれ、一躍全国区の人気犬になったまるこ。同施設は、子どもからお年寄りまで楽しむことができる「まるこ体操」を、地域と交流を深めるきっかけにしたいという。(阿部江利)

 まるこは捨て犬だったが、人の心をほぐす癒やし犬として訓練を受け、2006年に同施設でデビュー。以来13年近く活躍している。毎週木曜には同施設の「まるこカフェ」で“勤務”。昨秋、まるこの歩みをつづった本が出版され、今年の夏休みには全国から手紙が届き、実際にカフェを訪れる家族もいたという。

 体操づくりは、同施設が今春から企画。歌詞は職員から募った言葉を組み合わせ、「さあ始めよう まること一緒」「ワンワン」「おやつがあればごきげん」などと明るい調子に仕上げた。曲は、地元日高西中学校の音楽教諭が制作。同施設は車いすの利用者も多いため、体操は車いすでもできるよう、理学療法士の意見も踏まえて完成させた。

 体操は約5分あり、3番まである歌詞と、長調の軽やかなメロディーに合わせて体を動かす。両手両足を伸ばせる運動のあちこちに、犬のしぐさを取り入れており、車いすの人は、上半身を動かすだけでも楽しめる。

 10月中旬には、地元の清滝小学校から5年生12人が同施設を訪れ、「人にやさしいまちづくり」を学ぶ総合学習の一環で、利用者らと一緒にまるこ体操を体験した。手を頭の上に挙げ、まるこの「丸」を作ったり、両手を頭に付けて犬の耳を模したポーズをしたりして、和やかなひとときを過ごした。

 女児(10)は「まるこ体操は、人を元気にしたり、明るくしたりする体操だと感じた」とし、別の女児(10)も「お年寄りを癒やすのが仕事のまるこに、私も癒やされた。お年寄りも小さな子も簡単に踊れそう」と話した。

 上田あゆみ所長は「施設には人が入りづらいイメージがあるが、カフェは一般の方も利用でき、気になることも相談できる。まるこをきっかけに、地元の皆さんにも施設を身近に感じてもらいたい」とする。

     ◇

 数字の「ワン」が続く11月11日午前10時からは、同施設で地域交流イベント「わんわんワンワンまるこデー」が初開催される。まるこが1日所長を務め、清滝小の5年生らが新しい体操をお披露目する。同町内の園児が描くまるこの絵画展、介護相談、車いすや高齢者の疑似体験コーナー、縁日や飲食物の販売、餅まきもある。入場無料。同施設TEL0796・44・1730

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