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 兵庫県が新型コロナウイルスに感染した県内の患者の感染経路を調べたところ、「家族」「職場」「感染源不明」がそれぞれ約2割となり、家族と職場の経路が4割以上を占めたことが分かった。感染急増期の4月は、活動が活発な若年、壮年層が家族や同僚らと接し「日常生活で気づかないまま感染を広げた」(県の担当者)とみられる。感染が再び拡大する「第2波」に備え、県は経路を詳しく分析する。(藤井伸哉)

 3月1日に西宮市で県内初の陽性患者が出た当初は、ライブハウスや介護施設での感染が多かったが、4月に入ると、出張や留学先の海外からの帰国、歓送迎会などで感染が疑われるケースが増加。少し遅れた時期に家族や職場、感染経路不明の患者が急増した。

 県は、病院や福祉施設などでのクラスター(感染者集団)を除くと、(1)海外渡航や兵庫以外の流行地(2)宴会や職場(3)家族-の順に感染が広がったと分析。働く世代や学生らは濃厚接触者が多いことから、急激な感染拡大につながったとみている。

 この分析を裏付けるように、感染経路の県のデータ(5月25日時点)では、家族153人(21・9%)▽職場140人(20・0%)▽不明138人(19・7%)-が上位を占めた。

 一方で、ライブハウスや接客を伴う飲食店などは32人(4・6%)。クラスターの印象が強い病院など「医療関係」の100人(14・3%)や、介護施設など「福祉関係」の65人(9・3%)と比べても、同僚や家族の多さが浮き彫りになった。感染が急増した4月は、感染者498人のうち、活動が活発な50代以下が75%を占めており、県の分析と符合している。

 県内の5月31日時点の感染者数は699人で、死亡者は42人。感染は収束傾向で、5月17日以降は15日間連続で、新たな感染者が確認されていない。

 しかし、6月1日以降は兵庫県内で休業要請が全面解除され、人の往来が活発になることが予想される。県の担当者は「患者が一定数出ることは覚悟しているが、家族や職場に広がる前に手を打ちたい」と話す。

 流行地と往来したり、海外に渡航したりした人には「他人に感染を広げる可能性があることを認識し、異変があれば自宅待機や病院の受診をお願いしたい」と呼び掛けた。

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