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 学校再開は子どもたちにとって楽しみもある一方、長い休みの後は気持ちが落ち込みやすくなり、子どもの不登校や自殺が増える傾向も指摘される。専門家や兵庫県教育委員会は「子どもの心に寄り添って」と保護者や教師に呼び掛ける。

 臨床心理士で兵庫県立大学大学院の冨永良喜教授(67)によると、夏休みなどの長期休暇明けは「勉強ができていない」「つらい場所(学校)に行きたくない」といった理由で、自ら命を絶つ子どもが多いという。

 さらに今回は、コロナの影響で人との接触が限られた。冨永教授は「抱えている不安や思いを話せる場が少なかった。いろいろな思いが湧いてくるのは当然」と話す。

 子どもが「学校へ行きたくない」と伝えてきた場合は「まずはその気持ちを大切にし、次に何に心配しているのか聞いてあげて」と提案。「ゲームや料理など親子で楽しく安心できる時間を共有することが大切」と助言する。

 詳しい背景は分からないが、県内では学校再開前の5月下旬、県立高校の男子生徒2人がそれぞれ電車にはねられたり、橋から飛び降りたりしたとみられる事案で命を落とした。

 県教委は、県立学校174校に休校明けの対応を通知。「自分や家族も感染するのではないか、他人へ感染させてしまわないかなどの不安や恐れを抱く子もいる」とし、生徒の言動などに気を配るよう求めた。

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(斉藤絵美)

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