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兵庫、大阪、京都で緊急事態宣言が解除されたニュースを伝える電光掲示板=21日午後、神戸市中央区雲井通7(撮影・後藤亮平)
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兵庫、大阪、京都で緊急事態宣言が解除されたニュースを伝える電光掲示板=21日午後、神戸市中央区雲井通7(撮影・後藤亮平)
兵庫、大阪、京都で緊急事態宣言が解除されたニュースを伝える電光掲示板=21日午後、神戸市中央区布引町4(撮影・後藤亮平)
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兵庫、大阪、京都で緊急事態宣言が解除されたニュースを伝える電光掲示板=21日午後、神戸市中央区布引町4(撮影・後藤亮平)

 兵庫、大阪、京都での政府の緊急事態宣言が21日、解除された。これを受けて、兵庫県も一部の業種を除いて休業要請の解除をさらに広げることを決めた。県内では「やっと日常に戻れる」と喜びの声が聞かれた一方で、休業や外出自粛で深刻な痛手を負った観光業界や中小企業は、苦悩を抱えながら「新しい日常」をスタートさせる。

 神戸市内の高校1年の生徒(16)は「やっと友人に会える」と学校再開を心待ちにする。入学式も授業もオンラインで、「せっかく高校生になったのに、ずっと家にいた」と振り返りつつ、「第2波は怖い」と不安も。

 神戸市内に勤務する大阪市の会社員(31)も「ようやく外に出られる」と喜んだ。4月からテレワークが続き、家から一歩も出ない日々。「ストレスがたまっていたので日常を取り戻したい」

 三宮へ買い物に訪れた無職の男性(59)は「閉まっていた店が再開し、暗かった街に活気が戻る」と笑顔。政府に「感染防止と経済活動を両立させる対策を」と求めた。

 小学6年の長女がいる西宮市の男性(37)は「市中感染がどれだけ広がっているか分からない中、解除の基準となる数字を信じていいものか」と心配する。「オンライン授業と分散登校を併用するなどして、学校再開に不安を抱く人にも配慮を」と訴えた。

     ◇   ◇

 観光業者らにとって、かつての日常は遠そうだ。

 4月9日から休城が続く世界文化遺産・国宝姫路城。近くで土産物店「古物商巧美堂」を営む男性(65)は「うちの商売は観光客が来てこそ。一日も早く城の公開を再開してほしい」と待ちわびる。

 客層の8割を占めた訪日外国人客は3月以降見る見る減り、持病を抱える中で無収入が続く。自治体の支援制度も「治療費などには足りず、借金に頼らざるを得ない」。父の代から40年続く店を守るため、「感染対策を万全にして再開に備える」と力を込めた。

 神戸・元町にある「文具サワタニ」の店長(43)は「元通りになるわけではない」と複雑な心境を明かす。外国人客需要の消失や時短営業で売り上げは7割減に。「観光客が戻るのはいつになるのか」と肩を落とした。

     ◇   ◇

 中小企業も収束が見通せない状況が続く。

 食品加工機械を製造するアトラステクノサービス(神戸市西区)の社長(53)は「状況は大きく変わらない」と話す。海外向けの商談や展示会は中止のまま。従業員15人のうち2人が子どもを保育園に預けられず、週1、2回しか出勤できない状況が続く。「第2、第3波も覚悟して乗り切る態勢をとるしかない」

 婦人靴メーカー、藤原化工(同市須磨区)は百貨店などの休業で売り上げも急減しており、統括部長(34)は「部材の裁断や縫製を手掛ける協力会社も困っている」と語った。

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