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雇用調整助成金の相談を受け付けるハローワーク助成金デスク=神戸市中央区浜辺通2、三宮国際ビル
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雇用調整助成金の相談を受け付けるハローワーク助成金デスク=神戸市中央区浜辺通2、三宮国際ビル

 新型コロナウイルス感染症対策として雇用維持に努める事業所を支援する雇用調整助成金に関する兵庫労働局への相談が1万件を超えた。手続きを確認する面談は予約から2~3週間待つ状態が続く。実際の申請は20日までに877件、支給決定は541件。同労働局は申請のピークは6~7月とみており、「ひと月に数千件になるのではないか」としている。(上杉順子、伊田雄馬)

 事業者側の都合で従業員を休ませた場合、平均賃金の6割以上の休業手当を支払わなければならない。この手当を助成するのが雇用調整助成金で、コロナ禍で雇用不安が拡大したため、政府は今月、上限を日額8330円から1万5千円に引き上げた。

 手続きには十数種類の書類が必要で煩雑。兵庫労働局によると、2月14日~5月15日で1万739件の相談が寄せられた。2月ごろから目立つようになり、兵庫県内で感染者が確認された3月は約1300件。安倍晋三首相が支給額の拡充を示した3月末から急増した。

 4月9日からは「3密」を避けるため面談を予約制に切り替えた。神戸市中央区浜辺通2のハローワーク助成金デスクでは六つのブースを構える。

 神戸市中央区の宝飾卸会社に勤める女性(45)は4月に面談を申し込み、同労働局から連絡があったのは約2週間後。5月15日にようやく窓口で相談ができた。事前に示されたリストを基に書類をそろえたつもりだったが、記載漏れがあった。女性は「すごくややこしくて、もう少し時間がかかりそう。頑張ります」と足早に会場を後にした。

 また、神戸市中央区で飲食事業などを手掛ける会社を営む男性社長(48)は3度目の訪問でようやく申請を終えた。必要書類を束ねたファイルは百科事典のような分厚さ。「書類が足りなかったり、書き方が間違っていたりした」と話す。

 約10店舗で社員約130人を抱えるが、飲食事業は4月7日から営業を休止。男性社長は「会社によって賃金台帳や制度はバラバラ。時間がかかるのは仕方がない」としつつも、会社の存続と雇用を維持するために迅速な対応を求めた。

 兵庫労働局の担当者は「面談なしでも書類をそろえれば申請できる。対応する人員も増え、混雑は緩和されると思う」と話す。今月19日の受け付け分からは手続きは簡略化されているが、20日からのオンライン申請はシステムに不具合が生じ、開始のめどが立っていない。

 雇用調整助成金は、事業主が従業員に休業手当を支払った後に給付。いったん資金が必要となるため、利用を断念する事業者もある。

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