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公演を前に凹凸をつけた「触図」で舞台装置の説明を受ける=西宮市高松町、兵庫県立芸術文化センター
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公演を前に凹凸をつけた「触図」で舞台装置の説明を受ける=西宮市高松町、兵庫県立芸術文化センター

 目が不自由な視覚障害者や高齢者らにも生の舞台を楽しんでもらおうと、兵庫県立ピッコロ劇団が、音声ガイドを取り入れた公演に取り組んでいる。このほど県立芸術文化センター(西宮市)で実施。活動拠点のピッコロシアター(尼崎市)以外のステージでは初めての試みとなった。(鈴木久仁子)

 音声ガイドは会場で専用の受信機を貸し出し、イヤホンを着けると、公演に関する情報を聞ける仕組み。せりふだけの舞台に比べ、より想像がしやすくなる。

 2015年に始めて、これまでにピッコロシアターで4公演を行っており、他の劇場での実施は今回が初めて。宝塚市の介助犬「シンシア」の生涯をモチーフに犬と人間の姿を表現した演劇「夢をみせてよ」を披露した。

 音声ガイドは、演劇が始まる前に舞台装置の配置、照明の加減、登場人物たちの衣装や動き、関係性などを解説。実際に演劇が始まると、せりふとせりふの間に、「舞台下手から上手に猛スピードで走り抜ける」とか「服をぬぐと相撲取りのような体形のけんちゃんが…」などと舞台の様子を補完していった。

 ガイドを務めたのは、ピッコロ劇団の俳優、風太郎さん。舞台を見ながら、リアルタイムで、動きや表情などを伝えた。徐々にリピーターも増えており、この日は午前と午後で計24人の申し込みがあった。

 視覚障害者の男性=伊丹市=は「舞台の動きがよく分かり、とても楽しかった。もっと広がったらうれしい」と話した。訪れた対象者らはさかんに拍手を送っていた。

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