総合 総合 sougou

  • 印刷
パソコンから授業開始の延期を確認する新大学生の藤本空さん=東京都内(家族提供)
拡大
パソコンから授業開始の延期を確認する新大学生の藤本空さん=東京都内(家族提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大学の入学式が軒並み中止され、新学期の授業開始もずれ込む中、期待を胸に新生活を始めるはずだった新入学生らが不安を募らせている。28日からは首都圏で「外出自粛」も始まった。1人暮らしを始めた兵庫県出身の新入生も寄る辺がなく、長すぎる春休みを前に途方に暮れるが、インターネットを駆使して一足早く人脈をつくる動きもある。(上杉順子、井上 駿、斉藤絵美)

 「1カ月、何もすることがない」。篠山鳳鳴高を卒業し、横浜国立大(横浜市)に進学する藤本空さん(18)=丹波篠山市出身=は、東京都内の姉の家で「授業開始日は5月7日に延期」と告知する大学のサイトを確認し、つぶやいた。

 28日に横浜市内に引っ越したものの、入学式や新入生歓迎会も中止。「塾講師のアルバイトをしたいが、そもそも塾は開いているのか。近くに知り合いもいないし、スーパーは食品がほとんどない」とうつむく。

 新生活に入りながら、行事の中止や外出自粛などで新しい出会いの機会を奪われた学生ら。豊岡高から京都工芸繊維大(京都市)に進むため、31日に引っ越し予定の女性(18)=豊岡市出身=も「思い描いていたスタートにはならない」と不安を口にする。

 だが、会員制交流サイト(SNS)を駆使する世代の動きは速い。引っ越し予定の女性も「LINE(ライン)」のグループ機能を活用し、AO入試の合格者間で連絡を取り合う。既に「サークル、何に入る?」「入学式はなくなったけど、落ち着いたら記念写真だけでも撮ろうよ」などと盛り上がっているという。

 神戸龍谷高から上智大(東京都)に進む男性(18)=宝塚市出身=はツイッターにつぶやきを投稿する際、ハッシュタグ「#春から上智」を付けたところ、同大学の学生から、興味があるサークル活動について教えてもらえたという。「不安はあるけど、少しだけ先輩とつながりができて良かった」と喜ぶ。

     ◇

 兵庫県内では、神戸大や兵庫県立大、甲南大は授業開始を4月20日、関西学院大は同21日に変更。神戸大は前期授業に限り1コマを15分増やし、授業期間を1週間短縮する。県立大は前期授業の終了を10日後ろに倒す対応を取る。ゴールデンウイークを一部返上し、授業を行うケースも。甲南大は大人数の講義はネット配信を活用し、感染予防に努める。

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

総合の最新
もっと見る

天気(5月27日)

  • 25℃
  • 19℃
  • 40%

  • 24℃
  • 16℃
  • 40%

  • 26℃
  • 19℃
  • 50%

  • 26℃
  • 19℃
  • 60%

お知らせ