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聖火リレーの中止を受け、関係先への連絡などに追われる県教育委員会の担当者ら=25日午後、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・秋山亮太)
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聖火リレーの中止を受け、関係先への連絡などに追われる県教育委員会の担当者ら=25日午後、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・秋山亮太)

 新型コロナウイルスの感染拡大による、東京五輪・パラリンピックの延期決定から一夜明けた25日、兵庫県教育委員会や事前合宿予定地の県内自治体は早速、関係者への連絡や協議に追われた。これまで先行きが見えなかった分、中止でなく延期となったことで「準備期間が延び、地域の機運を高められる」と前向きな声も目立った。

 県内の事前合宿は8市が12カ国28競技を受け入れ、聖火リレーは5月24、25日に県内14市を巡ることになっていた。

 延期判断の期限は約1カ月とされていたため、決定の発表に県教委スポーツ振興課の聖火リレー担当者は「いきなりそこまで話が行くとは、と驚いた」と振り返る。リレーに伴い交通規制を予定していたため、25日は朝から運送業の協会など各所に延期を報告。規制内容を知らせるチラシの製作も取りやめた。

 フランス柔道代表が7月に事前合宿を行う予定だった姫路市。会場のウインク武道館(同市西延末)には、25日朝に予約キャンセルの連絡が入った。20日には「フランス柔道の父」と呼ばれる同市出身の柔道家、川石酒造之助の記念碑が同館前に建立されたばかり。小林二城館長(62)は「受け入れの機運が高まり、合宿を心待ちにしていた関係者は多い。まだ予定は分からないが、必ず来てもらえると信じている」と話した。

 加古川市は、五輪のツバル陸上代表、パラリンピックのブラジル・シッティングバレー代表の直前合宿地。同市の担当者は25日、在東京ツバル名誉総領事館に、日程変更の必要性を伝えた。26日には、同国オリンピック委員会とインターネット会議を開くという。「市の熱い気持ちに変わりはないと伝えたい」と強調した。

 三木市は昨年、パラリンピックのテコンドー・ネパール代表、フランス五輪陸上代表の事前合宿を受け入れ、両チームは直前合宿も実施するはずだった。市教育委員会の担当者は「致し方ない。期間が延びる分、市内の機運を高めていきたい」と気を取り直していた。(まとめ・上杉順子)

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