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全国鳥獣被害対策サミットでお披露目されたジビエマン(右)とシカジロウ=東京都千代田区霞が関1(兵庫県提供)
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全国鳥獣被害対策サミットでお披露目されたジビエマン(右)とシカジロウ=東京都千代田区霞が関1(兵庫県提供)

 兵庫県内で相次ぐ田畑などへの獣害の実態を伝え、野生動物との共生を訴える着ぐるみのヒーロー「ジビエマン」が20日、東京で“デビュー”した。シカとイノシシがモデルの「シカジロウ」「イノコ」と、人間との衝突をヒーローが仲裁する。そんな芝居を通して、子どもたちに共生の大切さを説く。

 生みの親は、大阪市西区で声優養成学校を経営する高砂市の木沢慶三さん(66)。教え子らと設立した劇団も率いる。

 きっかけは昨秋、県鳥獣対策課から獣害の実態を聞いたことから。木材需要の低迷などで山が荒れ、シカやイノシシの餌が減少。農作物が荒らされ、2018年度の県内農林業被害額は4億4千万円に上る。取材を重ね、狩猟肉のフランス語「ジビエ」を冠したキャラクターを考え、脚本をまとめた。

 田畑を食い荒らす野生動物を殺した猟師にシカジロウたちが怒って暴れ、銃を向けられるところで、ジビエマンの登場。「人間も動物も悪くない。すむ場所を分ければいい」と諭す。

 お披露目の場は、農林水産省であった全国鳥獣被害対策サミット。兵庫県の展示ブースに登場したヒーローに、来場者らは「分かりやすくて良い」などと興味津々だった。

 木沢さんは「子どもたちに野生動物との共生の大切さを伝え、大人にも広がっていけば」と話す。今後、県内の学校園やイベントで公演していくという。(山路 進、西井由比子)

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