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小6女児が真夜中に助けを求め、追い返された神戸市こども家庭センター=19日午前、神戸市中央区東川崎町1(撮影・秋山亮太)
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小6女児が真夜中に助けを求め、追い返された神戸市こども家庭センター=19日午前、神戸市中央区東川崎町1(撮影・秋山亮太)
こども家庭センターの入口に設置されているインターホン=19日午前、神戸市中央区東川崎町1(撮影・秋山亮太)
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こども家庭センターの入口に設置されているインターホン=19日午前、神戸市中央区東川崎町1(撮影・秋山亮太)

 神戸市中央区の市こども家庭センター(児童相談所)で、真夜中に小学6年の女児が当直業務を請け負うNPO法人の男性職員に追い返されていた問題で、センターの職員が市こども家庭局に報告していなかったことが19日、分かった。センターは「不適切な事案が発生した場合は本庁に報告することになっているが、報告を怠ってしまった。認識が甘かった」としている。

 センターなどによると女児は10日午前3時すぎ、同区東川崎町1のセンターを訪れ、夜間窓口のインターホン越しに、「家庭でもめ事があり、家を追い出された」と申告。しかし、男性職員はインターホンの画面だけ見て、「警察に相談しなさい」と追い返した。女児は約30分後、約300メートル離れた生田署管内の交番を訪れて保護された。

 男性職員はマニュアルに定められたセンター係長への報告を行っておらず、係長は同日朝、同署からの連絡で初めて知ったという。センターは同日中に男性職員に聞き取りを行ったが、所管する市こども家庭局には報告しなかった。市が問題を把握したのは、報道機関の問い合わせを受けた18日午後だった。

 市が夜間・休日の対応を委託しているNPO法人「社会還元センターグループわ」(同市北区)は、シルバーカレッジの卒業生らで結成。男性職員は5年ほど前からセンターでの業務に従事する。同法人の大槻隆文理事長(72)は19日午前、「子どもに不安な思いをさせて申し訳ない」と謝罪した。

 神戸市は、阪神・淡路大震災後の行財政改革の一環で、2005年度からセンターの当直業務に民間委託を導入。このNPO法人が一貫して請け負ってきた。

 市家庭支援課は「現状の体制では、(委託職員に)マニュアルに沿った対応をしてもらうしかない。委託先が適切かどうかも含めて検討したい」としている。(伊田雄馬、石沢菜々子)

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