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玉津田中遺跡から見つかった土偶。表情が平面的で弥生人の特徴を示す=神戸市西区平野町
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玉津田中遺跡から見つかった土偶。表情が平面的で弥生人の特徴を示す=神戸市西区平野町

 兵庫県教育委員会は22日、神戸市西区平野町の玉津田中遺跡で弥生時代前期の集落跡から土偶と石棒が見つかったと発表した。土偶と石棒は縄文時代の祭りなどで使われたとされる。県内で、同じ弥生時代の遺跡から両方が出土したのは4例目。専門家は「縄文から弥生へ、時代がどう移り変わったのかを知る上で貴重な史料だ」としている。

 同遺跡は弥生、鎌倉時代の集落遺跡で約1・5平方キロメートル。第二神明道路建設工事に伴い、2019年5月から調査していた。西側にある弥生前期(約2300年前)の集落跡から、土偶の頭部(長さ約7センチ、最大幅約6センチ)と石棒(長さ約46センチ、最大幅約5・3センチ)が各1点、ほぼ完全な形で発見された。

 土偶の首は円柱形をしており、顔が平らで目が細く、鼻も小さい。目鼻立ちがくっきりして彫りが深いとされる縄文人に比べ、のっぺりとした弥生人の特徴を示す。弥生の土偶で整った形のものは珍しいという。

 秋山浩三・桃山学院大客員教授(考古学)は「呪術に象徴される縄文精神の残影が、弥生で共存していたことを如実に示している。狩猟文化が農耕文化を受け入れる過程の解明が期待できる」と評価している。

 現地説明会は26日午後1時半~3時にあり、県立考古博物館(播磨町)で同日午後0時半~1時に説明会を現地からライブ中継する。現場事務所TEL078・961・0678(平日午後0時10分~1時、同5~6時)

(佐藤健介)

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