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銘板をそっと指でなぞる。大切なあの人に触れるように=17日午前6時24分、西宮市奥畑(撮影・吉田敦史)
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銘板をそっと指でなぞる。大切なあの人に触れるように=17日午前6時24分、西宮市奥畑(撮影・吉田敦史)

 兵庫県阪神間の被災3市でも、朝から追悼行事が開かれた。犠牲者の名が刻まれた碑の前などに遺族らが集い、大切な人に思いを寄せた。

 西宮市奥畑の西宮震災記念碑公園では午前5時46分、約250人が黙とう。市内で亡くなった1086人の名前が記された「犠牲者追悼之碑」の前に白のカーネーションを手向けた。

 姉の船平順子さん=当時(53)=を亡くした大阪府吹田市の増田満さん(66)は「かわいがってもらった息子夫婦に、来月女の子が産まれるよ」と報告した。甘いものが大好物だった姉を思い、記念碑の前にチョコレートケーキとコーヒーを供え、「姉は『よかったね』と笑顔で言ってくれていると思う」と話した。

 「慰霊と復興のモニュメント」がある芦屋市浜芦屋町の芦屋公園では、午前7時から追悼行事が始まった。普段は地中に埋められている、犠牲者452人の名を刻んだ銘板の写しがこの日限定で公開され、遺族らは亡き人の名前を見つめた。

 宝塚市役所でも早朝、亡くなった市民の数と同じ118本のろうそくに火がともされた。同市小林の「ゆずり葉緑地」では正午から、犠牲者の名を刻んだ「追悼の碑」が除幕される。(初鹿野俊、風斗雅博、小谷千穂、山本 晃)

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