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本番に向けてナイトランに励む禹英鎮さん=神戸市中央区東川崎町1(撮影・辰巳直之)
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本番に向けてナイトランに励む禹英鎮さん=神戸市中央区東川崎町1(撮影・辰巳直之)
ストレッチをして意気込むコリン・フィシャウイックさん=大阪市北区(撮影・辰巳直之)
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ストレッチをして意気込むコリン・フィシャウイックさん=大阪市北区(撮影・辰巳直之)

 17日に開かれる第9回神戸マラソン(神戸新聞社共催)まであと2日。国際色豊かな神戸を発信するため、今回は関西にある各国領事館に参加を呼び掛け、うち5カ国の領事館から職員ら9人が出走する。国際政治が一部できしみを見せる中、母国と日本の懸け橋であるランナーたちは、どんな思いを抱いているのか。(川崎恵莉子)

 「仕事を終えてから、夜に走るのが日課です」

 在神戸韓国総領事館(神戸市中央区)の領事補佐、禹英鎮(ウヨンジン)さん(44)は仕上げに余念がない。

 1999年に大阪の日本語学校に留学。立命館大を卒業した後、一時帰国を挟みながら、関西で足かけ17年働いている。2012年から神戸勤務。「自然豊かで、いろんなことを始めてみたくなった」。ランニングにはまり、釣りや山登りも趣味で楽しむ。

 昨年の神戸マラソンでフルマラソンに初挑戦し、4時間半で完走した。マラソンは1回限りと考えていたが、「沿道の応援やランナー同士で助け合う姿に感動した。あの雰囲気をまた味わいたい」と引き続き参加を決めた。

 実はタイム以外にも「目指すもの」がある。ゴール近くの沿道に陣取る知人に、日本と韓国2枚の国旗を託そうと思っている。同意してくれる日本人ランナーがいるなら、一緒に、両国の国旗を掲げて笑顔でゴールできないだろうか。

 冷え込む日韓関係。ためらいもある。

 「皆さんに共感してもらえるかどうか分からない。でも、神戸マラソンならできるような気がする」

 在大阪・神戸米国総領事館(大阪市北区)の政治・経済担当領事コリン・フィシャウイックさん(42)は、福岡国際マラソンやびわ湖毎日マラソンなど10回以上のフルマラソン経験を持つ。「日本は市民ランナーの熱が高い。テレビ中継もあるなんてアメリカでは考えられない」と驚く。

 大学時代は陸上部に所属し、トップ選手並みの記録も持つ本格派。2年前に出た第7回神戸マラソンでは2時間34分で39位に入った。自宅がある西宮市から同領事館まで約20キロを走って通勤することも少なくない。

 街並みを縫い、海沿いの風を感じられる。そんなコースこそ神戸の魅力といい、「走りながらツアーができる」とコリンさん。続けてこうも語る。「走ることで知らなかった街や人と出会える」。今回も異文化交流を満喫するつもりだ。

 ほかにイタリア、インド、タイの領事館職員らが走る。

   ◇  ◇

 神戸マラソン事務局はPR動画を英語や韓国語、中国語で制作するなど外国人ランナーを積極的に誘致している。今回は1162人の応募があったが、昨年から約200人減った。大阪マラソンなど他の大会も外国人ランナーは減少傾向にあるという。事務局は「来年は第10回大会。1600人を目標に呼び掛けを強めたい」としている。

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