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海外スタディーツアーの事業拡大を目指す羽田和真さん=大阪市北区中崎西1
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海外スタディーツアーの事業拡大を目指す羽田和真さん=大阪市北区中崎西1

 非政府組織(NGO)で働く若者の育成を目指し、市民からの寄付を財源に創設された「CODE(コード)未来基金」。助成を受けた若者が体験やその後の活動を語るトークイベントが月1回、神戸市内で開かれている。17日にある第2回のテーマは「学生の『やりたい』を見つける」。学生向けスタディーツアー事業を運営するNPO法人スタッフ羽田和真さん(23)が語る。(竹本拓也)

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 2016年、神戸大1年だった羽田さんは夏休みにフィリピン・バンタヤン島でのフィールドワークに参加した。13年11月、同国を襲った台風では約8千人の死者・行方不明者が出た。訪れたのは被災した漁村。漁網の修理やトウモロコシ収穫を手伝うなどし、住民と対話を重ねた。

 リゾート化が進む一部の海岸部とその他の地域との経済格差は広がり、漁師らは仕事を失い「借金に借金が重なっている」と嘆いた。初めての海外で見た世界の現実。「実際に見ないと分からないことが山ほどある」と実感した。9日間の滞在中、国際協力とは何かを問い続けた。

 17年の夏休み、村を再訪した。多くの住民が名前を覚えていてくれ、胸が熱くなった。今度の滞在は3週間。寝食を共にし、子どもたちと遊び、大人たちから災害への備えを聞き取った。「今の自分にできること」を続けた。周囲の笑顔に励まされ、「また戻ってきたい」と思った。

 帰国後、「人を笑顔にし、夢を追い掛ける人を応援したい」と模索。大手旅行社と連携し海外へのスタディーツアーを運営するNPO法人「ピースフロント」に昨秋から参加した。今夏のデンマークツアーでは運営代表を務め、国際貢献などを志す関西の学生ら14人と学びを深めた。

 国会議員との意見交換や福祉施設訪問など、一般の旅行では体験できない内容。出発前と帰国後の各1カ月間は「研修」に参加する。学生らは、現地で実現したい夢や参加後の心境の変化を発表し、つながりを深めた。羽田さんは「夢を気軽に話すことのできる仲間の大切さに気づけるのも魅力」と話す。

 就職活動で内定を得たが、辞退。1年間の休学を決めた。来年のデンマークツアーを企画し、トルコツアーも構想中。「事業としてどこまで拡大できるか追求したい」と意気込む。(月1回随時掲載します)

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 羽田さんが登壇するイベントは17日午後2~4時、神戸市中央区元町通4のこうべまちづくり会館で。資料代500円。当日参加も可能だが、事前予約が望ましい。CODETEL078・578・7744

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