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W杯表彰式で総合優勝のトロフィーを掲げる山下敦子さん(中央)=韓国(ロールアウトパラグライダースクール提供)
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W杯表彰式で総合優勝のトロフィーを掲げる山下敦子さん(中央)=韓国(ロールアウトパラグライダースクール提供)
丹波・岩屋山で練習に励む山下敦子さん=丹波市青垣町(ロールアウトパラグライダースクール提供)
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丹波・岩屋山で練習に励む山下敦子さん=丹波市青垣町(ロールアウトパラグライダースクール提供)

 兵庫県丹波市青垣町市原の「ロールアウトパラグライダースクール」に所属する製薬会社社員の山下敦子さん(43)=神戸市垂水区=が、10月4~11日に韓国であったパラグライダーのワールドカップ(W杯)で、出場した男女計59人の頂点に立ち総合優勝を果たした。女性の総合優勝は、約25年にわたるW杯の歴史で初の快挙という。(大田将之)

 W杯は、世界各地で年5回ほど開かれており、山下さんは韓国南西部の全羅北道高敞(チョルラプクトコチャン)郡で開かれた「PWCA Asian Tour」のクロスカントリー競技に出場した。アジアを中心にフランスやロシア、ドイツなど各国から男性52人、女性7人がエントリーし、指定されたコースを飛行。ゴール順位や試合運びなどで合計得点を競った。

 W杯では男女が同じコースを一緒に飛ぶ。パラグライダーの機材は大きいほど高性能で、体格や筋力に合ったサイズを選ぶため、一般的に女性より男性が有利とされる。男女別の表彰もあるが、男女合わせた総合優勝者はこれまで全員男性だった。

 今大会は会期8日間のうち、2日目以降に毎日1回のフライトが予定されていたが、6日目まで天候不良で中止となった。普段は製薬会社の研究員として多忙な日々を過ごし、何とか仕事をやりくりして韓国入りした山下さんは「『何のために来たんやろう』とうなだれていた」という。

 最後の2日間。「この際、自分の思うままに飛んでみよう」と開き直った。先頭で集団をリードする積極的な試合運びで、1回目のフライトで上位に付けると、2回目は全体の2位でゴール。計1091点を稼ぎ、総合2位となった世界ランク上位の男性韓国人選手を3点上回った。本人も「ミラクルですね」と笑顔で驚く。

 パラグライダーを始めたのは2008年。「学校の体育は苦手だったけど、戦術が重要となるパラグライダーは面白くて」のめり込んだ。天候が良ければ毎週末、丹波市青垣町の岩屋山に通って練習を重ね、同スクール出身の実力選手らを手本に力を伸ばした。

 総合優勝のトロフィーを手にした山下さんは「本当に気持ちよかった」と歓喜の瞬間を振り返るとともに、「結果にとらわれず、自分の飛びを実現できるパイロットでありたい」とさらなる高みを目指す。

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