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神戸で暮らし始めて3年半の佐田篤史四段。「時々余正麒八段と、三宮で買い物してます」=関西棋院
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神戸で暮らし始めて3年半の佐田篤史四段。「時々余正麒八段と、三宮で買い物してます」=関西棋院

 井山裕太天元に許家元八段が挑戦している第45期天元戦5番勝負(神戸新聞社主催)。本戦トーナメントでは関西棋院所属の23歳、佐田篤史四段(神戸市灘区)がトップ棋士を連破し、挑戦者決定戦まで勝ち進む快進撃を見せた。6月の中国への武者修行で日本人の同世代らに刺激され、囲碁との向き合い方を見直したといい「今はすごく充実している。“囲碁充”ですね」と笑う。(溝田幸弘)

 佐田四段は今期が本戦初出場ながら、志田達哉七段、本木克弥八段、張栩名人(対局時)、河野臨九段を次々と破った。河野九段との準決勝は、本人も「うまく打てた」と話す会心譜となった。許八段との挑戦者決定戦の前には数多くの応援メッセージをもらい、しっかり準備して臨んだものの「完敗。力負けでした」。しかし、その後も名人戦予選で余正麒八段に勝つなど好調を維持する。

 転機は、中国の丙級リーグに西健伸三段(兵庫県猪名川町)と参加したことだった。一つ上の乙級リーグには芝野虎丸名人や許八段、本木八段、余八段らが出場。10日間、一緒に検討や研究をして「気づきがたくさんあった」。相部屋だった西三段についても「勉強量がすごい。西君の囲碁をしている姿を見ながら寝て、起きると既に彼が囲碁をしている」と舌を巻いた。

 そうした環境を関西でもつくろうと、帰国後に研究会を立ち上げた。村川大介十段や結城聡九段、余八段、瀬戸大樹八段、呉柏毅五段に西三段ら、そうそうたる顔ぶれが応じ、週1回ペースで続ける。今期の天元戦でも、そこでの研究が部分的に生きた。ただ「今はやっていて楽しいけれど、いいことがいつまでも続くことはあり得ない。そんな時でもめげずに努力を続けられるようにしたい」と気を引き締める。

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 岡山市出身、角慎介六段門下。16歳でプロ入りしたが、タイトルへの野心は薄かった。

 「結城先生と坂井(秀至)先生がタイトルを取られた時期でしたが、『あれは無理やな』と。ただ、第一線で息長く打てる棋士になりたいと思っていた」。現在は「棋戦優勝。それとタイトル挑戦、あるいはリーグ入りでの飛び級昇段」を目標に掲げる。

 19歳の史上最年少で七大タイトルを獲得した芝野名人、17歳で竜星戦に準優勝した上野愛咲美(あさみ)女流棋聖ら、若手の活躍について聞くと人工知能(AI)の影響を指摘。「経験値が少ない方が新しいものを吸収しやすいし、若手の方がAIを取り入れやすいと思う。AIが登場してまだ2、3年ですし、この流れはさらに加速するのでは」とみる。

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