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横尾忠則さん自身が構成や作品選びを担当した「横尾忠則 自我自損展」=横尾忠則現代美術館(撮影・大山伸一郎)
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横尾忠則さん自身が構成や作品選びを担当した「横尾忠則 自我自損展」=横尾忠則現代美術館(撮影・大山伸一郎)
高野山金剛峯寺に奉納される「瀧図」=神戸ゆかりの美術館(撮影・後藤亮平)
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高野山金剛峯寺に奉納される「瀧図」=神戸ゆかりの美術館(撮影・後藤亮平)

 芸術の秋-。神戸市内の美術館で14日、国際的に評価の高い美術家2人の作品展がそれぞれ開幕する。偶然ながら共通するキーワードは「滝」。13日、関係者向け内覧会が各会場であった。(金井恒幸、堀井正純)

◇横尾忠則さん 自作を改変新たな姿に

 横尾忠則現代美術館(神戸市灘区)での「横尾忠則 自我自損展」(神戸新聞社など主催)は、兵庫県西脇市出身の画家・グラフィックデザイナー、横尾忠則さん(83)が自ら学芸員役を務め、構成や作品選びを担った。「自画自賛」をもじったタイトルで、絵画やインスタレーション(空間芸術)約70点を出展する。

 横尾さんによると「コンセプトのないのがコンセプト」。全体を貫く分かりやすいテーマはないものの、過去の絵やポスター(自画)を破壊するかのように加筆・改変する行為(自損)により、新たな作品へ変貌させた絵が目立つのが特徴だ。ユーモアや「毒」を交え、神話的、宗教的な世界などを描き出す。

 横尾さんが自ら収集した世界各地の「滝」の絵はがき約1万点を壁面や天井に並べた、巨大な「滝のインスタレーション」は圧巻だ。全面鏡張りの床に壁や天井が映し出され、上下左右を無数の“滝”が埋め尽くす。

 同展は12月22日まで。月曜(祝日・振り替え休日の場合は翌火曜)休館。一般700円ほか。同館TEL078・855・5607

◇千住博さん 画業の集大成、襖絵2点

 神戸ゆかりの美術館(神戸市東灘区)と神戸ファッション美術館(同)では、日本画家・千住(せんじゅ)博さん(61)による高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)(和歌山県)の襖絵(ふすまえ)完成を記念した展覧会(神戸新聞社など主催)を開催。2020年に奉納される障壁画「断崖図」と「瀧(たき)図」(18年)は総延長40メートルを超える大作で、画業四十余年の集大成と位置づける。

 静かで厳しさも感じる崖、直線的に流れ落ちる動きの激しい瀧の対比。岩絵の具、膠(にかわ)と伝統画材にもこだわった。両作品は神戸ゆかりの美術館に展示されている。

 会場には約30点が展示され、蛍光塗料で描いた白い瀧がブラックライトで青い龍(りゅう)に変わる「龍神」などの主要作や、人物を描いた初期作も並ぶ。

 プレイベントとして千住さんと神戸ファッション美術館名誉館長でデザイナーのコシノヒロコさんとの対談があり、千住さんは「作品には全人格が表れる。妥協せず自分をさらけ出さないといけない」と話した。

 11月4日まで。月曜(祝日・振り替え休日なら翌火曜)休館。2館共通で一般1300円ほか。神戸ゆかりの美術館TEL078・858・1520▽神戸ファッション美術館TEL078・858・0050

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