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但馬の柴山港で11日早朝に開かれたマツバガニの競り。漁期の真っ最中とあって、仲買人の熱気を帯びた=兵庫県香美町香住区沖浦
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但馬の柴山港で11日早朝に開かれたマツバガニの競り。漁期の真っ最中とあって、仲買人の熱気を帯びた=兵庫県香美町香住区沖浦

 但馬地域の漁船による昨年末までのズワイガニ漁獲量が、資源保護のため国が兵庫県に割り当てた漁獲可能量の83・6%に達したことが、11日までに分かった。昨年11月6日の漁解禁以降、しけの日が少なく、出漁回数が多かったため。現在のペースでは、漁期が終わる3月20日までに割当量を超える恐れがあるため、地元の水産加工業や観光への影響を考慮し、漁船関係者は自主規制を強めて漁期を維持する方針を決めた。

 ズワイガニの資源量は近年減少傾向にあり、農林水産省が毎年の調査を踏まえ、海域別に漁獲可能量を設定している。兵庫県には今季、前年比15%減の994トンが割り当てられた。

 県但馬水産事務所によると、但馬の漁船は昨年末までに雄(マツバガニ)363トン、雌(セコガニ)468トンを水揚げした。総量は前年同期比2割増の831トン。セコガニは年末で漁期が終わり、残る漁獲枠は163トンに。前年は1~3月に327トンを水揚げしたが、今後その半分以下に抑えなければならない計算となる。

 この日、船主らでつくる「県機船底曳網漁業協会」が役員会を開き、既に漁期の短縮を決めていた、脱皮直後の雄(ミズガニ)の漁を初めて取りやめることで合意。単価の高いマツバガニ漁に一本化し、漁期いっぱいまで供給を続けることを目指す。

 漁期中の品薄で価格の高騰が懸念される中、同協会の川越一男会長(64)は「マツバガニの安定供給を考えるとやむを得ない。この量なら2月いっぱいはぎりぎり維持できる」と話し、「今後は来期以降の漁期短縮も検討しなければ」と苦渋の表情を浮かべる。

 今季のズワイガニ漁を巡っては、隣の鳥取県でも昨年末までに漁獲可能量の94%を消化。残る漁期で、漁船一隻当たりの漁獲量を最大1トンとする制限策を取っている。(金海隆至)

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