西播

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自宅に写真スタジオを構えたホアン・アルベスさん=赤穂市
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自宅に写真スタジオを構えたホアン・アルベスさん=赤穂市
ドローンを操縦して撮影した赤穂市御崎地区の風景(アルベスさん提供)
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ドローンを操縦して撮影した赤穂市御崎地区の風景(アルベスさん提供)

 フランス・パリ出身の写真家、ホアン・アルベスさん(54)が、兵庫県赤穂市の自宅に写真スタジオを開いた。日本で生活を始めてから17年。田舎暮らしに憧れて昨年11月、赤穂に移り住んだ。市内では唯一のフランス人だ。企業PRの動画撮影や写真のデータ加工を得意とし、ドローンでの撮影も手掛ける。赤穂を拠点に、新たな顧客を開拓するつもりだ。(坂本 勝)

 母国の軍隊で写真や動画撮影を担当したこともあるアルベスさん。続いて貿易関係の仕事に就き、2003年に来日した。会社はその後倒産したものの、新たな挑戦をと日本にとどまり、写真家として独立する道を選んだ。

 これまでに神戸市長田区や垂水区、加古川市に居住。日本語会話も板についた。母国の報道機関から依頼を受け、東日本大震災の被災地や阪神・淡路大震災の追悼行事も撮影。HAT神戸(神戸市中央区)で作品展も開いた。

 創業72年の老舗喫茶店「にしむら珈琲店」(同区)の吉谷博光会長らと知り合い、同社のPR動画を手掛けたことも。歴史を感じさせる店の建物やコーヒー豆をゆっくりとかき回す焙煎(ばいせん)機、働く社員らの様子を丹念に撮影した。

 知人のつながりで転居した赤穂ではスタジオも開設し、古い写真の修復に力を入れる。お年寄りの多い地域で、住民が大切に保管する写真の傷を修正したり、色のくすんだ肖像写真を元の姿に近づけたり。これまでにも、過去に撮影された汽車や軍服姿の男性などの貴重な写真を生き生きとよみがえらせて喜ばれた。

 「写真には、撮影された人の人生や家族の思い出が詰まっている。創造性を重んじる写真家として一枚一枚を大切にしたい」とアルベスさん。「赤穂義士への関心は母国でも高く、観光客に赤穂をPRしたい。日本語を話せるので気軽に声を掛けて」と呼び掛ける。

 アルベスさん、メールアドレスはpicsalves@gmail.com

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