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野球用アンダーシャツの生地を利用して生産した布マスク=小林繊維
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野球用アンダーシャツの生地を利用して生産した布マスク=小林繊維
日本古来の柿渋染めで布マスクを作る福井さん=福井工芸
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日本古来の柿渋染めで布マスクを作る福井さん=福井工芸

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄が続く中、兵庫県宍粟市内の縫製業者が自社技術を生かして布マスクの生産を始め、注目を集めている。地域のマスク不足解消に貢献するだけでなく、急激な景気悪化に対する企業の生き残り策にもなっている。

 プロ野球選手向けのアンダーシャツなどを製造する同市山崎町杉ケ瀬の小林繊維は、伸縮性のある生地を使った布マスクの生産を始めた。国道に面した工場の店先に「マスクあります」という看板を出したところ、10日間で数千枚が売れたという。

 2枚重ねの生地の内部にガーゼや使い捨てマスクを挟めるよう工夫。現在は1日千枚程度を製造し、3枚千円で販売している。

 本業のシャツ製造は7月分まで仕事が入っており、現時点でコロナの影響は受けていないが、代表の小林浩さん(59)は「景気の落ち込みは確実で、先行きは不透明。会社を支える新商品になり、みなさんにも喜ばれている」と手応えを感じていた。

 同市一宮町の道の駅「播磨いちのみや」や、姫路市本町のふるさと宍粟PR館「きてーな宍粟」でも販売している。同社TEL0790・63・0336

■柿渋染めマスクも

 着物のリフォームなどを手がける宍粟市山崎町段の福井工芸は、抗菌効果があるとされる柿渋染めの布を使ったマスクの販売を始めた。

 柿渋は、以前から古布を染める際などに使っていたもの。マスク用には新品の綿布を使い、柿渋に漬けては乾かす作業を何度も繰り返して色を定着させる。会社のブログで紹介したところ、2日で100件ほどの注文が入ったという。

 代表の福井正行さん(63)は「日本古来の抗菌素材の良さを知ってもらいたい」と話していた。

 すべて手作業のため1日35枚のペースで生産。1枚1650円。同市山崎町生谷の「伊沢の里」や、きてーな宍粟、同社ホームページで購入できる。同社TEL0790・62・7423

(古根川淳也)

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